今号に書かれていた、よしりん先生の自転車のエピソードや、ここのところのライジングゴー宣を読んで、一般論として考えてみました。 人間誰しも、黒い気持ちを抱いたり、呪いの言葉を吐きたくなることはあります。 それらが寝ても覚めても頭から離れない絶頂期がある一方で、友達や同僚と愚痴を言い合って一杯飲んだり、取るに足りないおしゃべりなどしているうちに、いつの間にかそれらが小さくなったり、鎮まったりすることもふつうにあることです。 だから私は、経営者の人や家庭のあるお父さんであっても(ワンマンならなおのこと)、その暗い穴からなかなか抜け出せない人がいるのはなるほどなと思ったりもするのです。周りに人がいても孤独だし、弱みを見せられたり心を許せる人もいなければ、そういう場や機会がないのだろうと思います。 そう考えると、女性より男性の方がストーカーになりやすいというのもわかる気がします。 それでも、バタバタと日常を生きていれば、それら執着心は薄らいだり鎮まったりすることがふつうにあると思うのですが、これまたネットがそれを阻むところがあるのではないでしょうか。呪いの言葉や黒い気持ちもそうですが、執着心は栄養を与えると育って(増幅して)しまうものです。ネットがなければ、そうそうそんなものを撒き散らす機会はないのに、ネットはそれがいくらでもできるし、すればするほど次から次へと増幅します。ましてや(本来なら知り合えないはずの)対象となる人物と簡単に繋がる(と錯覚する)こともできるネットやSNSは、その充分すぎる栄養になってしまっているのではないかと考えた次第です。
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小林よしのりチャンネル
(ID:22939311)
今号に書かれていた、よしりん先生の自転車のエピソードや、ここのところのライジングゴー宣を読んで、一般論として考えてみました。
人間誰しも、黒い気持ちを抱いたり、呪いの言葉を吐きたくなることはあります。
それらが寝ても覚めても頭から離れない絶頂期がある一方で、友達や同僚と愚痴を言い合って一杯飲んだり、取るに足りないおしゃべりなどしているうちに、いつの間にかそれらが小さくなったり、鎮まったりすることもふつうにあることです。
だから私は、経営者の人や家庭のあるお父さんであっても(ワンマンならなおのこと)、その暗い穴からなかなか抜け出せない人がいるのはなるほどなと思ったりもするのです。周りに人がいても孤独だし、弱みを見せられたり心を許せる人もいなければ、そういう場や機会がないのだろうと思います。
そう考えると、女性より男性の方がストーカーになりやすいというのもわかる気がします。
それでも、バタバタと日常を生きていれば、それら執着心は薄らいだり鎮まったりすることがふつうにあると思うのですが、これまたネットがそれを阻むところがあるのではないでしょうか。呪いの言葉や黒い気持ちもそうですが、執着心は栄養を与えると育って(増幅して)しまうものです。ネットがなければ、そうそうそんなものを撒き散らす機会はないのに、ネットはそれがいくらでもできるし、すればするほど次から次へと増幅します。ましてや(本来なら知り合えないはずの)対象となる人物と簡単に繋がる(と錯覚する)こともできるネットやSNSは、その充分すぎる栄養になってしまっているのではないかと考えた次第です。