Daizo のコメント

vol.200、おめでとうございます。そして、いつもありがとうございます。
よしりん先生の「執着」の編、私にとって、とても印象深い1編です。これを読んで、自分の子供たちに物をあまり買わないことを決めました。おかげで子供たちはあまり物欲を持たない人間に育ったような気がします。ただ、末っ子には徹底できなかったからか、他の子に比べて物欲が強い子に育っています。
さて、コメントの中で「甘え」と「甘やかし」の違い、というのを書いておられる方がありましたが、(なるほどなー)と思いました。同時に自分の子育てが良かったのか心配にもなりました。
そこで考えてみたのですが、子供の言うとおりに物を買い与え続けると、その欲が肥大化して、際限がなくなってしまう。
その欲を親が押さえつけることで我慢させることを学びます。これがまさに子供へのしつけだろうと思います。
このようなしつけを受けなければ、子供は(自分の欲望を際限なく吐き出してもかまわない)と学び、やがてストーカー気質につながるのでは、と思いました。
いっぽうの「甘え」では、子供は親に甘えることで自分を認めてもらう(承認)体験をして、自分が何者であるかを規定するのだと思います。人間が人間らしく育つためには「甘える」経験もしなければならないし、承認される経験がなければ個がふらついたままになってしまうのではないかと思います。
Eテレの「ハートネット」で「押さえられない欲望をどうやって押さえていくか(言葉は正確じゃありませんが)」と言っていましたが、やっぱり、「理性」という人間らしい心で、いかに「欲望」という獣の心を抑えるか、ということだと思います。ですから、何事も「甘やかしてばっかり」ではいけないし、「甘えさせる」ことが大切なのだと思いました。
余談ですが、親としては「何でも買い与える」ほうが楽だ、と思うこともあるんですよね、だだをこねる子供を前にすると。だから、親としても試練の一幕だと思います。おもちゃ売り場とかで寝そべって泣き叫ぶ子供とそれに対峙する親を見ることがありますが(親、がんばれ~!)と心の中で応援しています(笑)

No.145 98ヶ月前

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