久しぶりに、感想を書かせていただきます。
　僕もかれこれ十年近く、小林先生のファンを続けているでしょうか。先生の主張に一貫して感じられるのは、「人間を深く理解しよう」となさっていること。だからこそ僕ら沖縄県民の抱える、複雑な感情まで理解できるのだと。先生にブレただの何だのと見当外れな批判を繰り返す人達は、先生の主張の表面的な部分しか見ておらず、その根底にある深い人間理解にまで目が行っていないのではないかと感じます。
　今回もまた、深い人間理解……まさに「人間の嫌な部分」に焦点を当てたテーマですね。僕も人間的にさっぱりしていないので、自分がストーカーになってしまう危険は常に感じています（苦笑）。
　辛うじてそうならないでいられる理由は、せめて「みっともない振る舞いはしないでおこう」と思えることでしょうか。僕はとても不器用な人間で、人とぶつかったり失敗ばかりですが、こんな自分でも大事に思ってくれる同僚・友人・家族がいます。その人をがっかりさせないように。この気持ちだけが、何かあってもギリギリ理性を保たせてくれます。
　ストーカーになる人は、そういうブレーキになってくれる存在がいないか、いてもそう思えないのでしょう。その意味では気の毒ですね。