日本会議が『理想的な家族はサザエさん』とか言って大顰蹙を買っていますが、流石に右派がこれを擁護するような意見を見たことがないですね。
サザエさんが戦後の一時期をしかも漫画の中の極めて特殊な家族構成であるのにも拘らず、それを現実とごっちゃにさせているものですから誰からも共感を得られていないようですね。

今の右派が、伝統的価値観を持つと思ったら大間違いですね。

ナショナリズムって伝統的価値観から剥ぎ取って国民としての意識を統合するために作らせた観念なのに、伝統的家族観を混ぜ込んだらそれこそ「ナショナリズム」なんて崩壊するんじゃないんですか？

右派というよりもネトウヨが大体40代前後の中年（団塊ジュニアでもある）で構成されているのは、奇しくも核家族化が進んでいた頃の子供達だった筈ではないのでしょうか。

核家族化を作らせたのも自民党の政策だった筈では？
その核家族化を受け入れたのも日本の左派、旧社会党系だった筈ではないのでしょうかと。
戦後の高度経済成長で労働力を集中させるために伝統的価値観から切り離した政策を奨励した筈だったのに。

何もないのにどうして伝統的家族観なんて言えるんでしょうかね？
なんだか日本会議が胡散臭すぎる統一協会（家庭連合）みたいに見えてくるんですよね。