脱線＆以前のライジングの話で済みません。

『君の名は。』　今頃ですが、ようやく地元での興行が始まり観ました。いやあ、観てよかった！映画として良く出来ていました。上映後、思わず次の回のチケットを買おうかと考えてしまいました（笑）

新海監督の作品は初めてです。確かに、アニメオタクの方への要素も見られますが、それだけではないと思いました。私には、新旧・洋画・邦画の幾つかの作品の要素が感じられ、映画オタクの方が、アニメと言う手法で撮った映画の様に思われました。

しかしこれを観て、震災後の日本と共同体の喪失とか、『シン・ゴジラ』との対比等を「ゴー宣」で直ちに書かれるとは！よしりん先生の感性・洞察力に再度唸りました。

観ている時は忘れていたのですが、振り返ると、確かに３・１１後の日本で無いとこの話は出来ないと思います。３・１１の記憶とその後の願いが日本人には有ると思いますが、この映画を観るとそれを追体験した気がしました。観賞後多くの観客は、東日本大震災のワードを言語化はしないのではないかと思います。しかし皆覚えている。無意識下の何かに触れるものが有るから、興行人数・興行館数も増えているのかな？と思いました。