本論と関係なく済みません。

１０/１５放送の、「報道特集」・「南スーダンＰＫＯの現実」を見ました。７月の南スーダン首都・ジュバにて、ＮＧＯ関係者のホテルが襲撃されたとの事。ＮＧＯへの略奪・射殺・レイプが起こり、襲撃者は南スーダン政府軍だとの話です。この際、国連軍に助けを求めたが、１キロ先の部隊は人員が足りないとの理由で出動しなかった由。アメリカのシンクタンクの検証によると、当時ホテルへの道には兵士数百人と戦車２両が展開しており、国連軍が出ていれば死傷者が出たと思われるとの事。実際別の攻撃では、中国軍に２名の死者が出ているそうです。

今回の件は、日本政府の検討している、ＰＫＯの「駆けつけ警護」・出動要請の事例の一つだと思います。ただ現実は想定を超えており、武装勢力は「独立国家の政府軍」で有った様で、交戦すれば憲法の禁じる武力行使となります。

南スーダン情勢について、安倍首相は国会答弁で、「戦闘は発生していない　戦闘ではなくて衝突だ」との詭弁を弄していますが、そこまでして「駆けつけ警護」任務を付与すべきでしょうか？そもそも、日本のＰＫＯ参加自体も現状では疑問です。
１万歩？譲って駆けつけ警護を行うのなら、こちらも戦車を持って行く必要が有るのではないかとすら思います。もっとも、それはもうＰＫＯ活動では無いかもしれませんが。