小林先生がブログで紹介されていた、門弟のNさんの報告を読みました。
うまく言えませんが、人それぞれの人生の積み重ねの上にある「言葉」というのがあって、
それが人の胸を打つし、心を動かすのかなと思いました。
ここ最近のライジングのコメントの中だと、カレーせんべいさんの
「現実に「男は女に育ててもらっている」は真実だと感じます。」の部分のくだりも心に残りました。

ライジング読者や道場の門弟じゃないですけれども、
いつぞやの匿名の一般人のネットでの投稿「保育園落ちた日本死ね」とかも、投稿者の生活・人生からの切実な言葉が、
胸に響いたのだと思いました。

うまく言えませんが、「人生」という言葉を使っているので、重く受け止められてしまう印象があるかもしれませんが、
それぞれの方々の生活の上ならではのことがあって、そこに根差した言葉はやっぱり説得力が増すのかなと。

私が、ライジングの定期購読に踏み切った理由の一つも、ライジングの感想をコメントされる方々の文章を拝読して、
そこに心を動かされるものがあって、それに対して出来るだけリアルタイムで接したい、ということがあったのも、
一つの理由です。

泉美先生のライジングでの記事「わたしたちは『買われた』展のこと」も、実際に売春した経験を語る女子中高生が語る思いを、
泉美先生ならではの感性で記事になさっていて、
女子中高生自身の言葉も、当事者でなければ語れない切実な言葉だなと思いましたし、
それを、これだけの記事として扱われた泉美先生の記事は、やはり言葉のプロである泉美先生でなければ、
この記事には出来なかったんじゃないかと、記事を拝読して改めて思いました。

一般の方々の文章にも胸を打たれるものは多いですし、その中でも突出したものは、
やっぱり、その方の人生、それを言葉に紡ぐ感性が突出しているのだと改めて思うのと同時に、
それを取り上げるプロの方々の感性というのは改めて凄いのだなと感じました。