こんにちわ。
先週末、『君の名は。』を観てきまして。
主人公女子にとっての共同体は、鬱陶しい人間関係、面倒なしきたり、など、日常的に嫌気がさして、「東京に行きたーい」って思ってる。
けど、その共同体が無くなってしまうと知るやそれを守ろうとする。今の日本人の大多数の心情を表しているように思う。
自然災害、原発事故により、共同体が強制的に失われる場合もあるが、今の日本ではグローバル化による経済的要因や、砂粒の個化による人間関係の希薄化という要因で共同体が失われる場合もある。
映画では奇跡が起きたが現実には起こりえない。よしりんに言われるまでもなく。そして失われてからでは手遅れ。
原発推進といいTPP推進といい男系固執といい、最悪の事態が発生した場合の途轍もないリスクには目を瞑りカミカゼを待っている姿など、鎌倉時代の人が見ても阿呆にしか映らないだろう。