ゲスト のコメント

 木蘭先生の記事の感想です。
 私は数年前、とある事情で、丸々十日間を水道水だけで過ごしたことがあります。極度の空腹状態のとき、人間には狂気が宿り、理性とか道徳とか、本当にどうでもよくなります。毎晩食べ物の夢を見て、よだれを垂らしながら目が覚め、「食いもんのためならなんでもやる」と本気で考えるようになります。これはきっと経験した人じゃないとわからないでしょう。
 少しの食べ物のために体を差し出す少女たちの気持ちは胸が苦しくなるくらいよくわかります。自分が同じ立場だったとしたら、きっと彼女たちと同じことをするはず。
 「自己責任論」で片付ける方々は、あまりにも想像力に欠ける。確かに、中には性悪女もいるにはいるでしょうが、現代の社会の状況を考慮すれば、「一昔前なら考えられないような事情で体を売る女性がいるかもしれない」と、せめてそんな風に考えられるはずです。
 「資本主義」「新自由主義」「民主主義」、これらの行き着く先の世界は、「自分さえよければどうでもいい」と考える人間しかいない世界なんでしょうか。
 ところで、これは言うまでもないかもしれませんが、女性の弱みにつけ込んで性欲を満たす男どもは、便所を這っている虫以下の存在です。

No.31 100ヶ月前

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