配信お疲れ様です。
「私達は買われた」展で、売春に手を染めた女性達の話を見ていると、男としても身につまされます。
彼女らの心にあるのは「人として当たり前に生きたい」ただそれだけなのです。それすら出来ない現状が今の日本にあるのです。

彼女達に対する批判として、「他に出来ることが有るだろう」というのがあります。中には全うに働くことが出来る人も居るかもしれません。ですが、働くことが出来る以前に働き口を見つけることすらままならないのです。
つまり「私達は買われた」展でコメントを寄せた女性達は、「寄る辺がない」のです。それが弱者が弱者たる所以であり、自分一人ではどうにもならない事ではないでしょうか。
そして今現在、売春する他無い女性を怠惰だとネットで批難する連中も似たようなものです。現実で自分を確立出来るものが何もないから、ネットの中で安易で且つ仮初めでしかない関係にどっぷり嵌っている分際で、行く宛もなく素性もしれない相手と関係を結ぶことでしか安息を得られない女性達を批難するなんて言語道断です。
　今まで当たり前に生きてこられたことを幸運だと思えなければ、弱者に目を向けるということは出来ないのかもしれません。