三味線弾き のコメント

今月SAPIOの『大東亜論』、やっと読めました。f(^^;;
かねてより大ファンの奈良原と高場乱が大活躍で、超絶うれぴぎゃーす!!
あれほど可愛かった奈良原の、箱田vs平岡の争いを制す成長ぶりにビックリです(トッキーさんに見えました。笑)。何より奈良原の表情や眼力の迫力が段違いで、箱田や平岡が小物に見えてしまうほどでした。小林先生や師範方をみても思うのですが、やはり他人を育てたり納得させる活動は、人間を成長させるのですね。教える側が実は一番教わっていたり、育児のつもりが実は育親だったり、不思議なものです。
遊説中、奈良原が聴衆の一人をターゲットにしていましたが、最も敵対的なヤツを説得できれば(倒せれば)、他の聴衆も簡単に説得できるコトを知っていたのでしょう。これは、多数を相手に喧嘩をする際も、一人のみを半殺しにして勝つ術を知っているからだと思いました。荒くれ者の奈良原らしさに笑ってしまいました。

高場乱が首を差し出したシーンでは、恥ずべき私事ですが我が家の内乱を思い出しました。
何年か前、あることがきっかけで、長男くんが金属バットを持ち出し取っ組み合いになりました。力でねじ伏せてボコることも可能でしたが、一寸制圧しかけていた力を緩め、「わかった。殺りたいなら殺れぇ」と正座して延髄(後頭部)を差し出しました。ここでねじ伏せたら、そのフラストレーションを世間で発散させるだろう、と咄嗟に思ったからです。さすがにそのときは、高場乱のような気迫や沈着冷静なかっこよさは皆無で、本気で死を覚悟して身体が小刻みに震えました。そんな姿を見たであろう長男くんは、十数秒の後、力なく拙者の左背中を二度打ち、泣き崩れました。
「至誠」にはほど遠いですが、人を育てたり説得するのは、ほんとうに命懸けですね(笑)

No.108 96ヶ月前

このコメントは以下の記事についています

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

小林よしのりチャンネル

小林よしのりチャンネル

月額
¥550  (税込)
このチャンネルの詳細