男系カルトって理論よりも完全に情緒ですよね。
俺様が気に入らなければいいんだと言うそれ。

科学とかと言っても初めから科学なんて信奉していないでしょう。
医療の発達と謳うならば、癌患者は今頃癌を克服していることでしょう。

そんなもん、出来ていないですよね。

癌で死ぬ人は後を絶ちませんし、自分だけが助かると言う例外規則を誰しもが設けるんですよね。

自分だけは交通事故に遭わない。
自分だけは死なない。
自分だけは絶対に虫歯にならない。

これから先、未来永劫男系男子が天皇でいられることが出来るのか、と考えたこともないでしょう。

皇婿が入ることが気に入らないんでしょう。
「この俺様を差し置いて適わない奴が入ること罷りならん」

多分ですけど、彼らってやっぱり明治期の天皇のイメージを欲したいんですよ。
ドイツのカイザーやロシアのツァーリというような厳ついイメージの皇帝像なんですよ。
「ミカド」というよりも「世界を統べる皇帝」というようなカッチョイイイメージを欲したいのだと思います。

マッチョイズムなんですよね結局。

女系で選ぶ男はひ弱に決まっているという先入観があるんでしょう。
女の尻になんか敷かれたくないという感情があるのだと思います。

戦える皇帝像、中国やロシアに負けない強い皇帝を抱く国と考えているんでしょう。

この辺り、今のロシアの考えていることと似てるんですよね。
彼らの理想はプーチンなんです。

最近の男は草食系と呼ばれて軟弱だから鍛えさせてやると言う感情もあるんですよ。
AVなんか観るな。
アイドルに現抜かすな。
ゲームばっかりやって引き籠るな。
少子化なのはそんなモンばっかりに現抜かしているからだ。さっさと禁止させてスパルタ教育で鍛えなおして女（の我儘）に負けない強い男を作ってやる。
最近は女が権利ばっかりで喧しいから人権でも制限させてやろうか、と言う考えなんですよね。
今はどんな奴も権利権利と喧しいから制限させて強い国家を作るのだという考えなんです。

自民党の憲法草案もそんな感じだったでしょう。
それに賛同する人達って自分達が損を蒙っているのかしらと思ってしまいます。