今回のライジングは血統とアイデンティティの問題を考えさせられます。 アイヌ民族問題にも通じることだと思います。 皇統問題での自称保守の血統第一主義、人格という受け継がれるアイデンティティは二の次というのは、アイヌ民族問題でのサヨクたちの1%の血筋さえあれば、アイデンティティなんてなくてもいい、というのと全く同じです。また、何をもって日本人と定義するのかという問題にもつながると思います。 究極の二択があったとして、今の天皇皇后両陛下のもとに養子として育った人がいたとして(竹田恒泰氏の言っている養子とは全く無関係です)、皇統の血筋は全く入っていないないのですが、両陛下のアイデンティティをしっかりと受け継いでいて、日本国民も親しみの情を感じている方がいたとして(皇太子殿下や秋篠宮殿下には申し訳ない例えですみません)、片や男系の血筋でつながっているけれども皇室のアイデンティティを全く受け継いでいない、ただの馬の骨である竹田恒泰氏と、国民はどちらを選ぶでしょうか。こうなると、血統ってなんだろうと感じてしまいます。 また、例えば100年後くらいの日本で、見た目は全く日本人じゃないいろんな人種の血が入り混じった人たちばかりなのだけれども、今の日本人の性質、特徴をしっかりと受け継いでいる人たちばかりの状態と、血筋で言えば今の日本人の子孫ばかりなのだが、今の日本人とはアイデンティティがまるで違ってしまっている人たちばかりの状態とでは、一体どっちが本当の日本といえるのだろうか。「日本人」とは一体何なのだろうかと思ってしまいます。
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小林よしのりチャンネル
(ID:17949844)
今回のライジングは血統とアイデンティティの問題を考えさせられます。
アイヌ民族問題にも通じることだと思います。
皇統問題での自称保守の血統第一主義、人格という受け継がれるアイデンティティは二の次というのは、アイヌ民族問題でのサヨクたちの1%の血筋さえあれば、アイデンティティなんてなくてもいい、というのと全く同じです。また、何をもって日本人と定義するのかという問題にもつながると思います。
究極の二択があったとして、今の天皇皇后両陛下のもとに養子として育った人がいたとして(竹田恒泰氏の言っている養子とは全く無関係です)、皇統の血筋は全く入っていないないのですが、両陛下のアイデンティティをしっかりと受け継いでいて、日本国民も親しみの情を感じている方がいたとして(皇太子殿下や秋篠宮殿下には申し訳ない例えですみません)、片や男系の血筋でつながっているけれども皇室のアイデンティティを全く受け継いでいない、ただの馬の骨である竹田恒泰氏と、国民はどちらを選ぶでしょうか。こうなると、血統ってなんだろうと感じてしまいます。
また、例えば100年後くらいの日本で、見た目は全く日本人じゃないいろんな人種の血が入り混じった人たちばかりなのだけれども、今の日本人の性質、特徴をしっかりと受け継いでいる人たちばかりの状態と、血筋で言えば今の日本人の子孫ばかりなのだが、今の日本人とはアイデンティティがまるで違ってしまっている人たちばかりの状態とでは、一体どっちが本当の日本といえるのだろうか。「日本人」とは一体何なのだろうかと思ってしまいます。