二重国籍がかっこいいという感覚なんとなくわかります。
僕自身、中国とのハーフで子供の頃はハーフは特殊でかっこいいと思っていました。
僕の祖父は中国残留孤児で、日本人でありながら日本語を話せず、中国語しか話せませんでした。
そのせいか、中国との縁があり父親は日本人ですが、母親も中国人で親戚も皆中国人なので話す時は母親が日本語に翻訳したり中国語に翻訳したりでしか話せません。実際に今でも翻訳してもらってます。
僕自身は日本語しか話せませんし、中国語は言ってることは何となくわかる程度で話すことはできません。
かつては中国との縁が自分の誇りでもあったのですが、中国という国について何も知りませんでした。
独裁国家ということを知ったのも、２０代前半からでした。
丁度この時期に、ヒマと孤独からカルトに嵌り始めて中国や韓国の真実みたいなものをネットの動画で見るようになり、中国という国が心底嫌になり、日本という国は素晴らしい日本人は心穏やかで優しい民族であり、中国人は下劣な民族だと思うようになりました。
でも、日本人の中にも酷い人もいるし、中国人の中にも良い人もいる、こんなあたりまえなことに最近まで気づけませんでした。僕も少しは成長したのかもしれません。
「アイデンティティーも、徐々に確立していくものなのだ」というよしりん先生の言葉とても胸に響きます。
蓮舫議員のように、僕も中国と日本のことをよく知らないままアイデンティティーが揺らいでいたのだと思います。
でも今は、もしこの国が戦争になったら兵士になって戦って、国を守って死のうと思えるくらい日本人としての確固たる自分がいます。