戦前の国民の天皇イメージって軍服を着る天皇ですよね？じゃあ祭祀をする天皇はクローズアップされていたのか不思議なんですな。
確かに祭日に学校に集まりパンなど配られたと介護施設のおばあさんは言っていました。じゃあ、そのおばあさんは祭祀についての憧れによる天皇の神秘性を感じたんですかね？その時代に生きていないから分かりませんが。
祭祀！祭祀！になったのはつい最近ではないかと思います。軍服を着た大元帥陛下から人間天皇への移行。週刊誌天皇への移行。
それにイライラを隠せなかったのが三島由紀夫でした。三島は現在いる天皇と過去の天皇を分離させ
伝統を敬うイデアの天皇に忠誠を誓うスタンスになっていきました。だから、三島由紀夫は近代化を昭和天皇に対しては辛辣でした。軍服の天皇には戻るまい、ならば祭祀をする伝統を守る天皇の為に俺は死にたいとなるわけです。
今の保守派の天皇像など三島のカーボンコピーにしか見えませんな。
とにかく天皇＝伝統の体現者であり、それを行うのは宮中祭祀だ！になるわけです。
公務などは祭祀に比べたらたいしたものでない。
陛下！祭祀だ！祭祀をしないと天皇ではありませんし、私たちは敬いません！祭祀をしない天皇が出たら反天皇制になります！
雅子妃のバッシングも祭祀をしない、祭祀ができないから保守派がバッシングする。皇后陛下は出来ているではないかと。
保守派の馬鹿が祭祀マンセー教団だと祭祀の見直しは必要かなと思います。祭祀とは天皇が行うから祭祀であり、やるやらないを決めるのも陛下が決める。国民が干渉することではないのですよ。