配信お疲れ様です。日々慌ただしく過ごすうちに、季節がうつろうことも忘れてしまう。哀しいことです。

逆賊連中に共通しているのは、分を弁えぬというところです。誤解をされないように申し上げますと、社会には二つの身分があると思います。どこそこの誰彼という「社会的身分」とそれとは別に存在する宿命的な意味での「天分」です。此度、諫言と称し、陛下に物申されている方々はそれぞれに功なり名なりをあげられ、または位人臣を極められた方々かも知れません。しかし、彼らは信用ならない。それはなぜか。

彼らは「天分」を弁えていないからです。彼らは、天皇という存在を、せいぜい会社の社長とかそのぐらいにしか考えていないのではありますまいか。つまり、人を見るのに「社会的身分」の感覚しかないのです。だから陛下を「たまたまいい家に生まれて貴族ぽくしている人」くらいの捉え方しかできない。それが彼らの限界なのでしょう。現代人の多くの限界でもあります。