現在は高齢者介護に携わっていますが、以前は障害者施設に勤務したこともあります。また、私の兄は重度の知的障害があり、施設入所しています。ですから、障害者を特別視することなく接することができると自負しておりますが、たしかに最近の２４時間TVは、まったく興味を引きません。２４時間TVの第１回目の時（たしか小学生だったと思いますが）、前例のない番組で衝撃を受け、高校生のときには募金活動に参加したほどですが、今の番組を見ると参加したことが恥ずかしすぎて誰にも言えません。
いっぽう、「バリバラ」では、始まった頃のある企画で「発作を利用して魚を釣ろう」というとんでもない企画を見て（すげ～な）と思った記憶があります。腕に竿をつけて、発作で下がっている腕が上に突っ張ったときに竿が立ち、それで魚を釣る、という（文章ではうまく伝わらないと思いますが）ぶっ飛んだ企画でした。障害者をテーマに番組づくりするのは、関心を持ってもらうという意味で賛成ですが、障害者を感動の道具に使うやり方はまったく肯定できません。