「感動ポルノ」という概念と、それにこだわる24時間テレビを笑う障害者のお話、初めて知りました。と思ったら、自分は「感動ポルノ」を批判する面白い本を手元に持っていたので紹介します。 よしりん先生の元ブレーン、呉智英氏の『危険な思想家』です。彼は、能力も無い障害者を無条件に礼賛することを批判しています(障害者皆が無能というわけではありません)。 「大会社の社長が知的障害のある息子を下請会社の重役の職につかせたとしよう。権力をかさにきたこの七光人事を、朝日新聞は知的障害者の社会進出だと称賛するだろうか」 それに対して、よしりん先生はパラリンピック開会式で転んだ障害者に何故か感動したと言っています。(http://yoshinori-kobayashi.com/11251/) ここが偉大なのですが、呉智英氏はこの現象の理由まで説明しているのです。 「私は実は美談が嫌いではない。(中略)一面ではからかい、一面では感動する。美談はかくあるべきだろう」 批判の許される自由さが保障されている場合において、障害者を含めた万人が感動できるのでしょうね。24時間テレビの場合はどうでしょうか・・・
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小林よしのりチャンネル
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「感動ポルノ」という概念と、それにこだわる24時間テレビを笑う障害者のお話、初めて知りました。と思ったら、自分は「感動ポルノ」を批判する面白い本を手元に持っていたので紹介します。
よしりん先生の元ブレーン、呉智英氏の『危険な思想家』です。彼は、能力も無い障害者を無条件に礼賛することを批判しています(障害者皆が無能というわけではありません)。
「大会社の社長が知的障害のある息子を下請会社の重役の職につかせたとしよう。権力をかさにきたこの七光人事を、朝日新聞は知的障害者の社会進出だと称賛するだろうか」
それに対して、よしりん先生はパラリンピック開会式で転んだ障害者に何故か感動したと言っています。(http://yoshinori-kobayashi.com/11251/)
ここが偉大なのですが、呉智英氏はこの現象の理由まで説明しているのです。
「私は実は美談が嫌いではない。(中略)一面ではからかい、一面では感動する。美談はかくあるべきだろう」
批判の許される自由さが保障されている場合において、障害者を含めた万人が感動できるのでしょうね。24時間テレビの場合はどうでしょうか・・・