しんや のコメント

>>95
『天皇論』『新天皇論』をすでに読んだ人がこれを書いていると思うと、なんとも残念で仕方がない気持ちです。

何度読んでも、結局何がおっしゃりたいのかよく分からないのですが、「男系派を頭から否定するのではなく、ちゃんとその意見を聞いて議論しようよ」ということなのでしょうか。違ってたらすみません。

shinkimuさんは「皇統の男系継承を維持すべきだ」というお考えなのですね。

「旧宮家復帰の様々な案はたしかに困難ではありますが、必ずしも不可能とは思いませんし、どんな方法でもとりあえず俎上に乗せて検討してみていいのではないのでしょうか。」

ということですから、よしりん先生が繰り返し男系維持派に訴えている、以下の3点についてご見解をうかがいたいと思います。

1.皇籍を取得しようという旧宮家系国民男子はいるのか
2.仮にいたとして、国民の理解を得られるのか
3.仮に新たに宮家を立てたとして、以後も男系限定で皇室が存続できるのか

3について補足しますが、現在宮家が四家あります。(秋篠宮、常陸宮、三笠宮、高円宮)
そのうち秋篠宮家以外には、現在の制度で跡取りになれる男子がいません。なお、各宮家には幼いうちに亡くなられた男子もいませんでした。そもそも生まれていないのです。これを前提として「男系限定で今後も存続できるのか」をお答えいただきたいです。

これとは別に私は疑問に思うのですが、仮に自分が悠仁殿下の立場だったとして、将来自分が天皇になるとき周囲でサポートしてくれるのが姉や従姉ではなく、40親等以上離れた、もはや親戚ともいえないような赤の他人なのに「家族」として入ってきた人たちであるという状況を想像してみたことはあるのでしょうか。

それと、男系のみで皇統を維持しようということは、皇室に嫁ぐ女性は今後もずっと「男子を産め」という圧力を受け続け、女子を産めば「女子は跡取りにならない。もう一人産め」と暗に要求されることになります。

そのような境遇になることが目に見えているにもかかわらず、そこに嫁ぐという女性、自分の娘を嫁がせようという親はいるのでしょうか。

私には悠仁殿下と同年代の姪がいますが、現行の制度のままで姪が「悠仁殿下に嫁ぐ」と言い出したら、全力で反対します。

あるいは「どんな方法でも」というのは、側室の復活を想定されているのでしょうか。

将来の天皇や皇族に、愛する妻がいたとしても、男子が生まれないからという理由で「他の女性との間に子供を作れ」と要求するおつもりでしょうか。

当事者たる皇族方から国民が享受している「幸せな家庭を築く」という権利を奪ってまで、「男系を維持すべき理由」とは何なのかと問えば、「今までそうだったから」としか答えない。皇祖神が天照大神である以上、それさえも根本的に間違っているのですが。

男系に固執する人たちの話を呼んでいると、天皇と皇族を人間だと思っていないのではないかと私には思えてしまいます。

No.155 101ヶ月前

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