こんばんは、ライジング配信ありがとうございますvv

女性によるスパルタ指導というと、すぐ思い浮かんだのはソフトボールで長年日本代表監督を務められた宇津木妙子氏、2大会ぶりにデュエット＆チームでメダルを獲得されたシンクロの井村雅代ヘッドコーチのお二人でした。
お二人も母のような厳しさで選手たちが世界の大舞台で結果を出せるようスパルタ教育を施し、選手たちはそれにメダルという形で応えていかれました。
吉田選手は4連覇こそ逃されたものの、決勝の舞台まで駒を進められました。
リオの女子レスリングで金メダルを新たに獲得された選手たちは吉田選手に憧れてレスリングを始め、その背を追いかけてきた方ばかり。吉田選手は自らの金メダルではなく、若手たちによるの金メダルという形でその凄さを示されたのです。
吉田選手が強すぎることで後に続く選手が育たないのではないかという素人の私の浅はかな気がかりはものの見事に打ち砕かれました。

オリンピックという4年に一度の大舞台で勝ってメダルを獲るために、誰もが日々厳しい鍛練を積んで臨んでいます。
出来ることなら全員にメダルを献上したいところですが、メダルは金銀銅の3つだけです。勝負の世界は最後の最後まで何が起こるか分からない以上、どんなにメダルを獲りたくても獲れずに終わってしまうことがあるのは仕方がないのです。メダルを獲ることが叶わなかった選手たちは、メダルを獲れなかった自分たちの力不足を誰よりも強く責めています。
そんな選手たちをメダルを獲れなかったということだけで非難する資格など、誰にもないのです。

今回のようなオリンピックでの日本勢の躍進のきっかけと言われたのが、千葉すずさんが現役時代にシドニー大会の選考基準の一つをクリアしたにも関わらず代表に選ばれなかったことをスポーツ仲裁裁判所に訴えた件です。
この裁判に千葉さんは敗訴したものの、選考基準の曖昧さがあったことが認められました。それをきっかけとして代表選手の選考基準が競泳のみならず他競技でも明確化されていき、日本のメダルラッシュに繋がったと言われています。
千葉選手のメダル獲得の夢は、夫となった山本貴司さんによって果たされました。円谷幸吉氏が銅メダルを獲得された東京大会で8位だった君原健二氏は、結婚がメキシコ大会での銀メダルに繋がったと言われています。
選手としてもサポート役としても指導者としても女性の力の凄さが証明されていることを強く感じます。

先日放送2000回を達成した戦隊シリーズは昔は5人編成だと男:4人女:1人だったのが、近年は男:3人女:2人となっています。未だ中心的存在であるレッドが女性になったことはないため、その日が少しでも早く来ることを願います。