武藤 のコメント

配信ありがとうございます。保守派の連中は意図的?かは知りませんが、陛下がいう「象徴天皇」を理解していないなと感じました。
陛下の憲法上に定められた仕事は内閣の助言と承認に従って国事行為を行うことです。
保守派が賛美する宮中祭祀は国事行為に当たらず
宗教上の関係から「私的行為」になってしまっています。「公的行為」としては外国訪問、地方訪問、一般参賀などがあげられます。これらの行為は憲法上には規定はないが象徴という地位に基づき
公的な立場で行うとされています。公的行為に関しては内閣の助言と承認は必要とせず、象徴としての性格に反しないこと、責任は内閣が負うと定義されています。8月8日の陛下のお言葉に「私はこれまで天皇の務めとして,何よりもまず国民の安寧と幸せを祈ることを大切に考えて来ましたが,同時に事にあたっては,時として人々の傍らに立ち,その声に耳を傾け,思いに寄り添うことも大切なことと考えて来ました。天皇が象徴であると共に,国民統合の象徴としての役割を果たすためには,天皇が国民に,天皇という象徴の立場への理解を求めると共に,天皇もまた,自らのありように深く心し,国民に対する理解を深め,常に国民と共にある自覚を自らの内に育てる必要を感じて来ました」があり、
地方訪問などの公的行為も象徴天皇として大事なウエイトを占めていることを述べられています。
この公的行為が年齢による衰えにより遂行できない。だから、生前退位して、皇太子に位を譲りたい。なんの矛盾もありませんな。
保守派は摂政を置けば良いと言いますが、摂政は国事行為の代行はできますが、公的行為の代行はできません。できるのは象徴と位置づけられている天皇だけです。
保守派の言い分は「天皇がやってきた象徴天皇なんか興味がない!女系女帝に繋がりかねないから退位には反対だ!」という私的欲求でしかありません。
陛下の願いである公的行為を行い、近くで国民と喜び、苦労を分かちあう「象徴天皇」を実現させたいのならば、それをずっと遂行してきた陛下の御意志が第一になるのは当たり前の話です。
国民主権がネックにはなりますが、公的行為という非政治的、公平無私のような行為は国民がとやかく触れることはできないはずです。
我々国民が出来ることは象徴天皇を千代に八千代に
次世代に繋いでいくための制度作りをするしかありません。それが出来るのは政治家であり政府です。
逆賊がいるのは陛下の象徴天皇の姿を嫌がっている
勢力と見て良いはずです。

No.11 100ヶ月前

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