今日は初めての「山の日」です。山岳県の長野県、松本市では「第一回『山の日』記念全国大会が開かれているそうです。この大会に、皇太子ご一家が出席しておられるそうです。
　ご一家---つまり皇太子ご夫妻と愛子さまが三人揃って公の務めをなさっているということです。先日の橿原市の神武天皇陵ご参拝、そして京都御所にご宿泊も、同じく「ご一家三人」おそろいででした。

　以前は皇太子殿下のみということも多かったのに雅子妃殿下と愛子さまがごいっしょで行動されていること、そしてその丁寧な報道---それが示唆していることは明らかと拝察します。

　≪自然にこぼれるような清廉な雰囲気≫≪目にするだけで、聞くだけで沁み込んで来るような優しさ・立ち居振る舞い≫≪いつも大切に思って祈っていて下さる≫---その方々が持つ深い【品性】は、一朝一夕に出来るものでは決してありません。演じられるものでもありません。馥郁(ふくいく)と香り立ち、放たれる光のようなものかと思います。

それは、民の我(が)がともすれば放縦に暴れ出すことや荒々しい攻撃の気持ちを鎮め慰めることになり、畏れ・慎みの感覚が呼び戻される・・・。
　そこには圧倒的な【品性】があり、それは生まれた時から、世代のリレーの中で「たおやかに」育まれ、やがて大人になられ、ともに歩む方と出会ってさらに光を増していくものではないでしょうか。

　それを育む大切な期間が【皇太子の時期】。---このままだと何とそれが≪空位≫となってしまうのです。これこそ「譲位」にも増して大きな危機と言っても過言ではありません。
　ご高齢の天皇皇后両陛下はもちろんのこと、皇室の若い世代の方々がどれだけ残酷な環境に置かれているか、想像するだに空恐ろしいです。　
　----この期に及んで一刻の猶予もありません。---