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天皇陛下は常に国民のことを想い公務に励まれ、
日本の安寧を祈って下さっています。
私も日本国民の一人で、その恩恵に預かっていますが、
毎日陛下や皇室のことを考えてるわけではありません。
日々の暮らしに忙殺され、時折ニュースで陛下や皇室の方々のお姿を拝見し、お言葉を拝聴すると、
ようやく思い出し、その有り難さに感動し、また日々の暮らしに埋没するという繰り返しです。
(失礼ではありますが)時折思い出し、その御存在に感謝し、また暫く忘れていた自分が恥ずかしくなり、申し訳なく感じる、
大きく温かい存在、それが、天皇陛下に対し私が持っていた印象です。
ところが、今回のゴー宣を拝読し、陛下の生前退位が、暗黙の「聖断下る」であるということを認識し
、初めて天皇陛下の「静かなる闘志」を意識させられました。
「大きく温かい」だけの存在ではない、日本の歴史や国体を背負って立つ陛下の凄みに気付きました。
最も不自由なお立場にありながらも、おそらくは他の誰よりも皇位の安定的な継承について
真剣に考えてこられた陛下だからこその御聖断だと思われます。
「おそるべき天皇陛下である！」という小林先生の言葉は、この衝撃の事態を端的に
言い表すのに最も的を得た表現だと感じました。
ここまで陛下を追い詰めてしまったということに、非常に申し訳ないという気持ちと、
このご意向が明らかになったからには、女性天皇公認に繋がる皇室典範改正を実現しなければ、
日本は将来いよいよろくでもない国に成り果てるぞ
と言う思いがグルグルしています。