木蘭先生のルポを読みました。強欲な富裕層は、どこまで稼いでも満足出来ずに、もっともっとと搾取し続けるのでしょうね。ブクブクに太ってしまった子供たちよりも、ハリウッドのホラー映画のモンスターのような醜い大人たちの本性が際立ちます。さすが本場だと唸ってしまうほどの徹底的な合理主義だと思いました。民主主義という病いの最果てを見た思いです。
学校の給食の話では、公立なのに、“公”の感覚が完全に抜け落ちてしまっている現状に寒気を覚えました。ブログに書かれていた韓国社会にも、日本の“個人契約”の話にも、やはり“公”の感覚がズッポリと抜け落ちていましたよね。公の感覚を孕んだ個人契約ではなく、私人契約になってしまっている危うさに、早く気付いて欲しいです。一瞬、自由を感じてしまう規制の外された状況は、実は無秩序で、一番自由を脅かすのだと改めて思いました。
日本は、天皇陛下が居て下さるおかげで、まだ、アメリカや韓国のようにならずに済んでいるのだと思います。公の大切さを痛感させられた、ルポ及びブログでした。大変、勉強になりました。