shiro のコメント

最後に、私が師と(勝手に)している福田恒存氏ですが、晩年はほとんど発言されていません。ご子息によると、脳こうそくを患ってから明らかに衰え、当人もそれを自覚して慎んでいたそうです。晩節を汚すことの愚かさを自覚されていたのでしょう。しかし、最後に机に開いてあったのが夏目漱石であったと聞き、ああ、最後まで「近代」と向き合っておられたのだな、と確信しました。

晩節を自覚したら、余計なことを言わない、若手の足を引っ張らない。これが出来て人生は完成するのかもしれません。かくありたいものです。

No.51 104ヶ月前

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