こいら のコメント

>>50
一つ指摘しなければならないのは、今の大企業が経済的利益のみを追い求めて倫理観を失っているということです。
小泉政権下の構造改革路線で、社員の労働力を消耗品として安易に使い捨てる風潮になったことと、企業トップの倫理観が欠如してることは関係が深いと思います。
ある程度の合理化や効率化は企業が生き残るためにはやむを得ないのかもしれませんが、人間は唯物的な存在ではなく有限な命があり労働力には限界があるので、特に建設業などの危険が伴う肉体労働の現場では、人間の間の信頼と安寧は作業をきちんと進める上では不可分なはずです。企業トップの倫理観や死生観の欠如が、若者が建設業界みたいな危険なのに安心の保証がない現場から遠ざかるきっかけになってしまったのです。
倫理観や死生観がしっかりしてるトップは、例えば戦場ではいかに部下の兵士を犠牲にしないか悩みながら指揮をしてるはずです。人の生死について実存的に考える感性があるから。そしてその感覚が戦後の企業のトップになく、今まで続いてる気がします。
戦争を経験しない、生死に向き合わない姿勢が全ての問題の根っこにあると私は思います。

No.73 105ヶ月前

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