鷲ヲともふさ のコメント

戦争論を刊行した頃にゴー宣内で「愛国心アンケート」をとっていたのを、ふと思い出しました。

そのアンケート〈特攻して国を守るか、それとも国を捨てて身内の者と生きるか?〉という問いかけに、ハタチそこそこであった当時の自分は「他の人が家族と共に生きる方を選んでも俺は悪いとは思わない。でも俺はダメです。家族や恋人の所へ行ってもきっと恋人の心の奥底には逃げて来た俺に対する軽蔑の念が生まれ、俺は俺で後ろめたさのようなものを感じながら生きていかねばならなくなる」だから国を守ると答えていました。
情けない私的な感情が強めだけれど、かろうじて公的な感情を奮い起こして決断している感じです。
それに比べて不惑に達した筈の今の自分のワタクシ人間剥き出し丸出しぶりはどうしたことなのでしょう。
精神が経年劣化したのでしょうか。
怠惰に暮らしているとどうしてもそうなってしまうのかもしれないのならば、繰り返し何度も何度も改めて考えていかなければならないのでしょう。
Q&A回答で小林先生が仰られているように、『戦争論』シリーズで既に描かれてきてあるテーマを折に触れて考え続けていけば、感情の劣化を予防出来るかもしれないし、回復させることも出来るかもしれない。

なので、忘れた感情を呼び戻す為に『戦争論』を読み返そうと思いました。
質問して良かった。

No.18 101ヶ月前

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