先生のブログを読んで思いましたが 左翼系の学者は「憲法は国家権力を縛るもの」と解釈し、保守系の学者は「国民も縛られるもの」と解釈する人が多い気がします。 左翼から見たら国家権力は化け物であり、戦争をしたり人民を殺害する力を持ちます。だから憲法による制約は必要だになります。 しかし、保守系学者から見たら「これは国家を悪玉に考える左翼思想であり、だから国民は愛国心を持たなくなった」と解釈します。 だから自民党の憲法改正案のように「国民をさらに縛り付けて愛国心を植え付けよう」と考えるわけですが… これはソ連が社会主義思想を強制的に植え付けようとしたスターリン憲法の発想じゃないかと感じてしまいます。 近代主義の原則にたてば、いままでの封建的な縛りから解放されて国民は自由にならなければなりません。しかし、その為には暴力装置を国家に全面委託するしかありません。となると国民は自由とは反対に国家の道具になるのではないか?になるわけです。それを防ぐ為に国家を縛り付ける為に憲法が必要だ!になるわけです。これは右翼、左翼関係なく近代国家に生きている人間としての基本原則と解釈しています。 保守は自由が大嫌いなんでしょう。自由があるから犯罪が起こり、愛国心がなくなった。だから国家の命令で愛国心を創造させなければならないという 考えに至るわけですな。 国民の自由意思に任せておいては愛国心は育たない!だから国家が作り出す!は前に書いた共産主義ナチズムに通じる危険思想だと感じますね。
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先生のブログを読んで思いましたが
左翼系の学者は「憲法は国家権力を縛るもの」と解釈し、保守系の学者は「国民も縛られるもの」と解釈する人が多い気がします。
左翼から見たら国家権力は化け物であり、戦争をしたり人民を殺害する力を持ちます。だから憲法による制約は必要だになります。
しかし、保守系学者から見たら「これは国家を悪玉に考える左翼思想であり、だから国民は愛国心を持たなくなった」と解釈します。
だから自民党の憲法改正案のように「国民をさらに縛り付けて愛国心を植え付けよう」と考えるわけですが…
これはソ連が社会主義思想を強制的に植え付けようとしたスターリン憲法の発想じゃないかと感じてしまいます。
近代主義の原則にたてば、いままでの封建的な縛りから解放されて国民は自由にならなければなりません。しかし、その為には暴力装置を国家に全面委託するしかありません。となると国民は自由とは反対に国家の道具になるのではないか?になるわけです。それを防ぐ為に国家を縛り付ける為に憲法が必要だ!になるわけです。これは右翼、左翼関係なく近代国家に生きている人間としての基本原則と解釈しています。
保守は自由が大嫌いなんでしょう。自由があるから犯罪が起こり、愛国心がなくなった。だから国家の命令で愛国心を創造させなければならないという
考えに至るわけですな。
国民の自由意思に任せておいては愛国心は育たない!だから国家が作り出す!は前に書いた共産主義ナチズムに通じる危険思想だと感じますね。