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814()15()に、X JAPANのリーダーYOSHIKIが、グランドハイアット東京 グランドボールルームを舞台に「YOSHIKI プレミアム・ディナーショー EVENING with YOSHIKI in Tokyo Japan 2015」を開催。86400円のチケットは一瞬にして完売し話題となったディナーショーだ。


ここでは、1日目の模様をお届けする。

 

このショーは、リニューアルオープンしたニコニコチャンネル「YOSHIKI CHANNEL」の会員限定で生放送を実施。部分的とはいえ、「YOSHIKI CHANNEL」会員にも生中継が行われた。



会場入り口には、ピアノを奏でる巨大な
YOSHIKIのパネルとクリスタルなドラムセットを設置。訪れた人たちが撮影に興じていたように、嬉しい記念になっていた。

ディナーショーに訪れたファンは、次々と出されるフレンチディナーに誰もが舌鼓を打ち、YOSHIKIがカリフォルニアでモンダヴィファミリーとプロデュースした芳醇なワインの香りに酔いながら、始まりの時を心待ちにしていた。X JAPANのステージからYOSHIKIの演奏パートをセレクトし、ドラマ化した映像からスタート。ライブは、YOSHIKIが哀切な香りたっぷりに奏でたピアノの音色へ弦楽の音が優しく重なる形で幕を開けた。冒頭を飾ったのは、『Forever Love』。静かな、なんて美しく優しい始まりなんだろう。

ゴールデングローブ賞のテーマ曲として書き下ろした、華やかと浪漫携えた『Golden Globe』。女性ヴォーカリストのKATIEを迎え演奏したハートウォームなバラードで、YOSHIKIも自信作と認める今回初披露の『Angel』。YOSHIKIの指揮から始まりを告げた天皇陛下ご即位10年奉祝曲『Anniversary』が描きだした、美しくも情熱的な調べ。


ここで、「
Yoshiki Foundation」主催によるオークションコーナーがスタート。YOSHIKIが、私物を全部で6品提供。グッチのクリーム色のジャケット、レノマの赤いシャツ、ベルサーチのサングラス、YOSHIKIのサイン入りYoshikitty原画色紙3枚セット、YOSHIKIMONOのスカル柄ストール、昨年のワールドツアーで着る予定だった黒のバジュラのジャケットを訪れたファンたちが落札。購入金額は、すべて「Yoshiki Foundation」を通して寄付される。 


続いては、会場と「
YOSHIKI CHANNEL」を観ているファンたちからリスエストを受け付け演奏。この日は『Say Anything』と『BLUE BLOOD』『DAHLIA』を奏でてくれた。


最中、場内へ現れたのが
Yoshikitty。しかも、Yoshikittyは『Forever Love』を演奏。すぐ後ろでYOSHIKIが微笑ましく観ていた姿も印象的だった。


さらに、ゲストとして
LUNA SEA / X JAPANSUGIZOが登場。YOSHIKIのピアノとSUGIZOのヴァイオリンとのセッションで『Tears』を演奏。YOSHIKIの伴奏に、SUGIZOの爪弾くヴァイオリンが主旋の音色を重ねてゆく。なんて美しくも切なく、儚く、そして胸打つ優しい痛み伴った調べなんだろう。誰もが2人の演奏へ、ジッと見入っていたのも印象的だった。2人のトークでは、何故か互いに「嫁募集」宣言まで飛び出していた。


後半には「
Fashion Show」を実施。KATIEを迎え、Hello! Kittyのテーマ曲『Hello Kitty Theme』を演奏。舞台上では、YOSHIKIMONOを身につけたモデルたちがウォーキング。壮大な世界観が会場中を魅了した。


YOSHIKIのピアノソロで届けた『白鳥の湖』。壮麗な空間に彩った『Hero』、「ファンのみなさんがいる限りは出来るだけ前へ進みます。これからまた世界へ向けて7人のX JAPANとみんなの気持ちを背負って進もうと思っています」と語りつつ、哀愁味含んだ『Without You』を、過去の写真やXX JAPAN時代の懐かしい映像の数々を背負いながら演奏。最後に、『Endress Rain』を奏で会場中のファンと合唱し心一つに繋がり合う空間を描きながら、麗しい感動と共にこの日のディナーライブの幕を閉じていった。


終演後に「
YOSHIKI CHANNEL」会員限定で行った、YOSHIKIとゲストで登場したSUGIZOとのトークショーの模様をここに紹介しよう。


YOSHIKIの「Xの文字で画面が埋めつくされるまでしゃべんない」というジョークも飛ばしつつ。この日の感想について、「去年に引き続きやらせていただいて。今年は寂しがり屋の僕のためにSUGIZOも来てくれて」とYOSHIKIが語りだすとSUGIZOが「YOSHIKIさんと演奏することは、とても至福なことなので」と返答。すかさずYOSHIKIが「私服?」と笑いを取る一面も。


SUGIZOとのライブへ向けたリハーサルは、当日のみ。「そこは、阿吽の呼吸」とYOSHIKIが頼もしい発言をすれば、SUGIZOは「当日に演奏する楽曲を言われるのではなく、2日前には連絡をもらえたように準備する期間があったので安心でした」と返答。そこにも、2人の"らしい関係性"を実感。


Yoshikittyの話題が出たときには、「本当に弾いてたのにビックリ。当てぶりじゃないからね」と、YOSHIKIが放送を観ている人たちに説明。YOSHIKIMONOの「Fashion Show」に関しても、「演奏の尺(長さ)とかも決めずにモデルさんと一緒にやった」ことを告白。その話は、何時しかX JAPANの話題へ。「うちは、その場で決めることが多いよね」(YOSHIKI)「みんながそれを出来るからやれること」(SUGIZO)と会話してゆく様も。


YOSHIKI CHANNEL」では、YOSHIKIがファンと専用電話を用い会話してゆくことも行っている。この日もライブ中に一度実施。「YOSHIKI CHANNEL」放送時にも、かかってきたファンの電話と普通に会話を楽しんでいた。これぞ、「YOSHIKI CHANNEL」の醍醐味!


最後は、画面を「
X」の文字で埋めつくし、トークショーは幕を閉じていった。

TEXT/長澤智典)

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