声優の山下大輝さんと、ライトノベル作家の駱駝さんがパーソナリティを務める、「頑張らない」「期待しない」「やる気がないかもしれない」トークバラエティ「山下駱駝」第12回が、11月5日に生放送されました。
山下さんと鈴代さんは、日本ナレーション演技研究所出身でアーツビジョンに所属した先輩と後輩同士。
そして駱駝さんが世界観設定・小説執筆・アニメ脚本を手がける「シャインポスト」。
その主演である青天国 春(なばため はる)役の鈴代紗弓さんゲスト回!
番組では、いち早く「シャインポスト」を特集! 11月5日に生放送された本編は、チャンネル会員限定で【こちらからアーカイブ】配信でご覧いただけます。
山下さん、駱駝さん、ゲストの鈴代さんの3人へ、番組終了直後にインタビューを実施。前後編でお届けします!
(取材・文:かーずSP)
■塩アメを配る気遣いが、鈴代さんと青天国 春ちゃんの共通点
───本番を終えたばかりの、今のお気持ちはいかがですか?
鈴代「緊張していたんですけど、お二方のおかげで、あっという間に時間が過ぎていきました。
あちこちの番組で言うかどうか迷っていた話も、ここで話せてすごく嬉しいです(笑)」
───生徒会選挙の裏エピソード、鈴代さんのファンにも初解禁の話だったんですね。
鈴代「溜めていたわけでもないんですけど、そうですね」
駱駝「トイレの話なだけに」
鈴代「あはは!(笑)」
駱駝「鈴代さんとは今までちゃんと話したことがなかったから、こうして今回しっかり話してみて、非常に楽しい女の子だなって印象です」
鈴代「よかった」
駱駝「でもちょっとズレてるかもしれない」
───本番でも駱駝さんのイジりが苛烈でした(笑)
鈴代「褒め言葉として受け取っておきます(笑)」
───山下さんは鈴代さんとお話してみて、いかがでしたか?
山下「現場でも、すごくしっかりしてる人だなって思ってたんですけど、今日話してみて、ちょっと抜けてるところもあるなって(笑)」
鈴代「あらら(笑)」
山下「でも、そこもまた楽しい子だってわかって番組で盛り上がりましたし、今日は、鈴代さんのことが知れて良かったです。フリートークじゃないと見えない一面ってありますからね」
───ペンネーム「エア」さんから
「元気いっぱいの鈴代さんに、ソロパートを歌い上げた夏吉さん。舞台やアイドルとして活躍されている方もメンバーに加えた「TINGS」に早速ハマってしまいました。
鈴代さんが役に決まった時のお話や、原作者の駱駝さんから見た印象、キャスティングなどのお話をお伺いできると嬉しいです」
駱駝「鈴代さんは演技が上手かったことと、ダンスも上手でした。オーディションを受けた人たちの中でもかなりの上位にいたんですよ。もちろん他の分野でも評価が高かった」
鈴代「そうだったんですか! 塩アメを配ったのが良かったんですかね?」
山下「ファンサが効いたね(笑)」
駱駝「オーディションは大勢の審査員がいましたので、これは私個人の意見だと前置きしておきます。
『シャインポスト』では春がメインで回していく以上、鈴代さんのように演技が長けている方が中心にいてくれるとありがたいかなって考えていました。春は、物語の支柱になる子なんで」
───鈴代さんと春の共通点はありますか?
駱駝「春は決してトイレを逆流はさせないかな(笑)」
鈴代「今日をきっかけに、2巻から逆流ネタが反映されちゃうかも(笑)
春ちゃんほどじゃないんですけど、1巻では春ちゃんの周りを見る力が描かれています。私も気遣いするタイプなので、似ている部分かなって感じます」
───塩アメをお配りしているのも、お気遣いですからね。
鈴代「結果的に駱駝さんにはお渡しできてなかったんですけどね! 気遣いではなくなっちゃいましたけどね!(笑)」
山下「でもそこで強烈なインパクトを与えたから(笑)」
鈴代「あそこで全員に飴を配ることができるのが春ちゃんだと思います」
■山下さんと鈴代さんの初共演『ハイスコアガール』アフレコ裏話
───山下さんと鈴代さんが現場でご一緒していて、思い出に残っていることはありますか?
山下「最初に一緒の現場になった『ハイスコアガール』の時は、『大野晶ちゃん難しいよね』って話をしていました。
鈴代さんが演じたあの子は、ほぼセリフを喋らなくて『うー』『あー』って赤ちゃんのようなセリフばかりなんです」
駱駝「わかりやすく言えばピカチュウ状態でしょ、ムズいと思う」
山下「赤ちゃんのようなセリフで感情を伝えなければいけない。そのもどかしさは役者として大変そうだなって客観的に感じていました。
矢口春雄役(主人公)の天﨑滉平くんも、大野晶と掛け合いをする役なので大変そうだなって。一方の僕は、自由奔放にやらせてもらっていました(笑)」
───鈴代さんは、難易度の高いキャラクターを最初の主演で演じたということでしょうか?
山下「そうかもしれません。大野晶のようなキャラは、簡単そうに見えて、一言一言に重心が強いから難しいと思います」
───口数が多いキャラよりも難しいと。
山下「口数が多いと、いろんな感情をセリフに乗せられるんですよ。
だけど一言しか喋れないとなると、感情を入れるタイミングがそこしかない。感情を込めすぎても『この子じゃない』ってなってしまう。
だから鈴代さんも、色々な葛藤がある中で演じていたと思うし、ある意味でやりがいもあっただろうとも思います」
───『ハイスコアガール』の時が初対面だったんですね。
鈴代「そうですね。私が養成所に通っている時に……『声優きゃらびぃ』って覚えてらっしゃいますか?」
山下「あったー! 日ナレ(日本ナレーション演技研究所)から卒業してデビューした声優の記事が載っている本!」
鈴代「はい、養成所の生徒に配られたり、アニメイトさんで配布していた声優の小冊子があるんです。
そこに新人声優の1 日のルーティンが掲載されていて、『先輩方は、こういう生活なんだ、私も頑張ろう』って思いながら読んでいました。
私は山下さんの特集された号を持っていましたので、『ハイスコアガール』の現場で初めてお会いした時に、『あの山下さんだ!』ってドキドキしてました」
山下「いや~そうですか(笑)」
鈴代「新人としては、同じ事務所の先輩が現場にいてくださる安心感がありました。番組の最後にもお話したとおり、ご飯をご馳走していただいたり、事務所でお会いしたときも優しく接してくださって、本当にありがとうございます!」
山下「僕は後輩と喋るのって緊張するんですけど、緊張しない貴重な後輩の一人です(笑)」
駱駝「いくつ下の後輩なの?」
鈴代「私は2017年から所属しました」
山下「6、7年くらい後輩ですね」
駱駝「もう山下を蹴り飛ばすしかないじゃん(笑)」
“もう”の意味が分かりません。
鈴代「いやいやいやいやいやいやいやいや!」
山下「僕が登竜門みたいな(笑)」
鈴代「もー! 駱駝さん怖いこと言わないでください!(笑)」
■山下さんがステージに上がる時、心がけていることは……
───「シャインポスト」のミニライブが今月21日にありますが、ダンスやライブをやる時のコツを、山下さんから鈴代さんにご伝授いただければ。
山下「いやいやいやいやいや、そんな!」
鈴代「ぜひ! お聞きしたいです!」
山下「僕は舞台上にキャラクターを見てほしいから、基本ステージに立つ時は、キャラのことしか考えてないですね。できるだけ素の自分でステージにいたくないんですよ」
───壇上に上がってから、ずっとその役を演じてるという意味ですか?
山下「そうです。ステージに上がっている間は、自分じゃなくてキャラが立っている舞台、みたいな気持ちで取り組んでます」
鈴代「MCもですか?」
山下「MCはもう無理ね!(真顔)」
(一同 笑)
山下「MCパートは、『はいっ!ここからはキャラじゃありません!』って自己紹介して、別のターンに気持ちを切り替えている感覚です。
フリートークだからガラッと雰囲気を変えて、『今の時間はキャラクターは関係ありませんよ!』っていうのを見せるしかありません」
───その切り替えは難しいのでは?
山下「僕は、個性が強めのアイドルキャラをやらせてもらうことが多いんですけど、自分の素の性格とはけっこう違うんです。
だから演じるスイッチを変えれば、見ているお客さんにも伝わりやすいと思います」
鈴代「私も自分とキャラを別個に演じたいタイプです」
山下「ただアイドルものは、アフレコよりもライブが先ということもあるから、舞台上で役を演じきるのも難しいとは思います」
───「シャインポスト」の鈴代さんも、今同じ状況です。
鈴代「そうですね。でも私が演じるのはアイドルの子なので、歌って踊る経験が先にできることもメリットだと前向きに捉えています。
ライブ経験も、これからアフレコで春ちゃんを演じる上での深みになる……バックボーンの説得力に繋がるから、ライブスタートの企画もやり甲斐があるなって」
山下「そうだね、だから今月のライブも、演じる時の栄養になると思います」
鈴代「足を引っ張らないように頑張ります! でも春ちゃんがダンスできる子なのでプレッシャーが……!(笑)」
駱駝「そうそう、春の設定からすると、鈴代さんに課せられたハードルは超高い(笑)」
インタビュー後編に続きます。
(取材・文:かーずSP)
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