プライベートで一緒にお肉を食べに行くほど仲良し! 声優の山下大輝さんと「俺を好きなのはお前だけかよ」の作者・駱駝さん。
「性格が正反対だからこそ相性が良い」と口を揃えて語る二人のバラエティ番組「山下駱駝」
インタビュー後編は、そんな意気投合ぶりが見られる海外ドラマや焼き肉トークが満載です。
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(取材・文:かーずSP)
海外ドラマ「アメリカンホラーストーリー」で熱く盛り上がる二人
───「俺好き」の収録現場では、どのような会話をされていたんでしょうか?印象に残った雑談ってありますか?
駱駝:「聖剣伝説 3」の話とかしてたよね。
山下:してたしてた。あと僕がNetflixでハマったものを、駱駝なら見てくれるだろうって好きの押し売りをしたり。
駱駝:「アメリカンホラーストーリー」ね(笑)。個人的には、「シーズン 2」か「シーズン 4」だな。
山下:「アメリカンホラーストーリー」っていう、僕がずっと周囲に布教している海外ドラマがあるんだけど、誰もピンと来てくれないの、ホントに! ニッチなのかなー?
駱駝:いやー、あれは修行パートがあると思うよ。シーズン1の1話がほら、、、最初の入り口が狭いんだよなーあれ。
山下:まあ入り口が最初はチープなんだけど、そこで離れちゃうともったいないなって。あえてのチープな作りなんだよね。
駱駝:そういう意味では「カメラを止めるな!」と似てるよね。「あ、狙いやがったな」って思ったもん。
山下:あー、そうかもしれない。後から後から腑に落ちていくってタイプの映像なんですよ。
しかも驚くことに、毎回シーズンごとにテーマをガラッと変えるんです。それも役者さんがほとんど同じキャスティングのままで!
駱駝:字幕しか見てないけど、シーズンが変わった時の吹き替えってどうするの?
山下:全員変わらないです。そこもみんな一緒で、中の人のお芝居もガラッと変わるから、もう最高!
駱駝:それは楽しいね、確かに。
山下:同じ役者さんが、まったく別の物語で、まったく別のキャラクターを演じるっていうのが、僕の中ではめっちゃ面白くて。
「アメリカンホラーストーリー」に関しては、シーズンごとに変わる役者さんのお芝居と、それをどういう風に声優さんたちが吹き替えをしてるのか、字幕も吹き替えも、どっちも集中しちゃいます。
駱駝:そうだよね。キャラがこんなに変わるんだって思っちゃう。ああやって見てると、やっぱり演技が上手い人は目立つよね。本当に目立つ!
山下:目立つし、強烈だよね。役者さんのお芝居が素晴らしくて、見れば見るほど大好きになるもん。だからみんなにオススメするんだけど、大体見てくれない……ちゃんと見てくれた人は駱駝だけ……。
駱駝:そうですか(笑)。
山下:だいたいみんな、1話か2話ですぐ止めるんですよ!(笑)
───駱駝さんから山下さんに布教したものはありますか?
駱駝:唯一、押し売りしてるのは「地球防衛軍 6」買おうぜっていうお誘いだけ(笑)。
山下:考え中です(笑)。過去のシリーズを遊んでないので大丈夫かな? 前作の続きって(公式サイトに)書いてあったよ?
駱駝:一応ストーリーの続きにはなってるんだけど、 全く分からなくても余裕で何とかなるゲームだから、大丈夫。
山下:PS5で出るんならPS5で遊ぶんだけど、プラットフォームどうするんだろう。クロスプレイできるのかな?その辺もちょっと気になりますね。
まったく違うから新鮮。それでも肉の趣味は一緒!
───山下さんと駱駝さん、お互いに持っていない要素ってありますか?
駱駝:明らかに性格が違いますね。
山下:今日の放送を見てもらって、皆さんもそう感じたんじゃないかな。
駱駝:言語化するのが難しいんですけど、羨ましいとは特に思ってないんですよ。山下のスタイルは山下だからであって、別にそれを自分が手に入れる必要はないし。自分が作品作りで参考にすべきことがあったら、参考にしたいなーと思っているぐらいですね。
山下:お互いに全く違うからこそ、相性がいいんじゃないかな。
僕たちは同じものでも、違う観点で見ている。さっきの「アメリカンホラーストーリー」だって、駱駝が作家として見ている目線が僕にとっては新鮮で、「あっ!そこ見てたんだ!」みたいな。感想が新鮮だから、駱駝と話していると飽きない。
駱駝: でもある部分では、「ジェシカ・ラングは神!」って意気投合したり(笑)。
山下:はいはい!超最高!
───二人は違う視点を持ちつつ、同じところに響いたり。
山下:そう。やっぱり二人で共通して「いいな!」って息が合うところがあるんで。その良いって感想も、お互いちょっと見る角度とか道筋が違ってきたりするんで、駱駝と話すのが楽しいんですよ。
───ほかに意気投合する部分はどこでしょうか?
山下:「この肉、超旨くね?」みたいな。
駱駝:本当それ! 肉って一見みんな「おいしい」って同じ感想になるイメージがあるけど、例えば脂身が多い肉が耐えられない人もいるから、肉の趣味が合うのはとても幸せ。
山下:肉+別の食材の組み合わせにも趣向があって、やっぱり高級食材って人を選ぶと思うんですよ。
トリュフが苦手な人って、香りとか、徹底的に苦手なんですよ。だから肉とトリュフを合わせるとガッカリする人もいるんですけど、僕らはトリュフも大好きなんで。ゴリゴリに香っててほしい。
駱駝:うん。あそこの白トリュフは美味かったね。
「山下駱駝」は第3候補くらいで見てもらえると嬉しい
───番組内でアニメ化に向けた企画を立ち上げる話がありました。あれはどのぐらい実現度がある話なんですか?
駱駝:知らないです(笑)。
山下:でも物語を作成するプロが言ってるんだから、期待はしている(笑)。
駱駝:企画は作れても、それがアニメ化できるかどうかは別問題(笑)。アニメ化するにはどうしたらいいか、みたいなことも考えないといけないから。
山下:「ちゃんとビジネスとして成り立つものを作るにはどうしたらいいだろう?」って話し合ったら、真面目な番組になっちゃう片鱗がチラッと頭をよぎったんですけど……ゆるい番組なので、そこをどうやって崩そうかなって(笑)。
駱駝:それは大丈夫だと思うよ。雑なプロットをバーって書く時とかは、ふざけてて大丈夫。
山下:なるほどね。その辺の距離感がまだ分からなかったんだけど、雑談の延長で、そういうの作っていければいいな。
───それでは視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします。
山下:第3候補くらいで見てもらえると嬉しい。
駱駝:それいいね! 番組のキャッチコピーで使いたい。
山下:同じような番組が重なってたとして、優先度は第3候補くらいのゆるさがいいな。本命じゃなくていいから。
駱駝:僕らは適当に喋ってるから、まじめに受け取らないでほしい(笑)。
山下:初回なんでしっかり聴いちゃっている人もたくさんいたと思いますけど、それをちょっと崩して、「ながら」で聴いて欲しいな。
───なんだったら、視聴者はお酒を呑みながら視聴してもOKみたいな?
山下:そうそう、もう本当に呑みながらでいいと思うし、番組が終わったら、ほぼ全部忘れて頂いて構わない(笑)
駱駝:明日になったら忘れてていい(笑)
山下:僕らも、今日やったことは明日には忘れている!
駱駝:うん。すでにけっこう忘れかけているし。ただひとつだけ、「熱い集英社」を言ったことだけは覚えてる(笑)。
───(笑)。本日はお疲れ様でした!
(取材・文:かーずSP)
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