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山田玲司のヤングサンデー 第39号 2015/6/29
人生とは「時間芸術」だ
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今回の放送には僕の漫画家人生で1番面白い編集者の柿内芳文君に出てもらいました。
そんな「正しい私」で誰かを裁こうと、いい気になってる人の相手をしても「時間の無駄遣い」にしかならないからです。
ところで、この「誕生日には意味はあるのか?」という問題です。
天才のくれるもの
今回の放送には僕の漫画家人生で1番面白い編集者の柿内芳文君に出てもらいました。
早い話、彼は「天才」です。
なかなか普通に生きていると「天才」の人とは出会えないものです。
僕は絶望に効く薬の取材で何人かの天才に会ってきましたが、天才ってのは少ないものです。
ではいったい何をもって「天才」なのかと言えば、僕の考えでは「人の気づかない独自の感性」を持っていて、それをキープし続ける力を持った人が、それに類するのではないかと思います。
イカ飯に異常なまでの情熱を持ち、籠の美しさにハマる35歳。(愛想笑いをしない男)
今回の放送ではそんな彼の「面白さ」と「才能」が充分に知ってもらえたと思う。
特に強烈だった発言が「僕は誕生日って意味ないと思うんです」でした。
・誕生日(本当に生まれた日)は1度しかない
・(予定調和に感じる)おめでとうメッセージが嫌で、フェイスブックの誕生日を年に何度も変えている
・そもそも祝う意味がないのではないか?
みたいな発言はかなりのインパクトで、最高だった。
その件の是非はともかく、そんな事を言う人はまずいない。
そういう人に「けしからん」と怒る人もいるかもしれないけど、僕はワクワクする。
独自の視点で、聞いたことのない持論を展開する人は、世界を広くしてくれるからだ。
僕は自分でもそういう人間でいたいと思うし、なるべく沢山のワクワクをくれる人に会いたい。
反対に「みんながこう言っていた」という種類の話や、「いかにも誰かが言っていそうな正論」を聞くと悲しくなる。
そういう時は「遠く」を見ます。悪いけど相手にしない事が多い。
岡田斗司夫さんのプライベート流出事件で世間が騒いでいた時も、いかにもな「正論」を言っている人を見ると、その問題の「是非」以前に、僕は「遠く」を見てました。
そんな「正しい私」で誰かを裁こうと、いい気になってる人の相手をしても「時間の無駄遣い」にしかならないからです。
炎上騒ぎでいい気になって踊っている「品のないおばさん」みたいな人も相手にしません。
「みんなの意見」というその場の(時代の)空気に支配されて生きると、何も見えなくなるからです。
人生は期間限定の貴重な時間です。
できる限り「自分で見て」「自分で考えて」それがたとえ誰も言わないような事でも「私はこう思う」と言う人とワクワクする時間を共にしたいものです。
かれこれ21回目の放送を経て、この放送に出てくれた人はみんなそんな「自分」を持った素敵な人ばかりだと気が付きました。
本当に自分は圧倒的に人に恵まれている。この恵みは放送を観てくれている人におすそ分けしなければいけません!この先もどんどん紹介していきます!
誕生日に意味はあるのか?
ところで、この「誕生日には意味はあるのか?」という問題です。
誕生日が幸せな気もちにさせてくれるのはせいぜい20代前半くらいまでで、後は「また
1つ年をとってしまった」という「老い」の積み重ねではあります。
それならわざわざどうして20代を越えて、嬉しくもない誕生日にこだわるのでしょう。
誕生日プレゼントや誕生日パーティーなどの経済効果のための刷り込みでしょうか。
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コメント
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(ID:39015114)
おもしろかったです。これからもお体に気をつけてください。