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山田玲司のヤングサンデー 第233号 2019/4/8

マシな失敗

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めんどくさい。

朝から夜までめんどくさい。

何か始めたい気もするけど、とにかく「めんどくさい」

なんならずっと布団の中でウダウダしていたい。


僕にもそんな日がある。

今も沢山の事が「めんどくさい」ために、先送りになってる。


そのくせ新芽の出てきた観葉植物の鉢を「もっといい感じの陶器に変えたい」とか「SNSで誰かが褒めてたヘッドホンを試したい」みたいなことはすぐやろうとするのだ。


発作的にサイドデスクを青く塗り出した事もある。

突然部屋を「南仏」にしたくなったのだ。


どう考えてもこれはかなり「めんどくさいこと」なのに、僕は止まらない。


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そんなアホみたいな行動は、基本的に「娯楽」でリスクもそんなにない。

事務処理みたいなことは後回しで、娯楽を先にするのは、まあ簡単な事だ。


問題はこの先。

「本当はすごくやりたいけど、ちょっとなあ」という気分だ。

これもまた、雑に「めんどくさい」の中に入れてしまいがちだ。


何が「ちょっとなあ」なのだ。本当はやりたいくせに。


そして、その「ちょっとなあ」の「ちょっと」には「失敗したらどうしよう」と「人に何か言われたらどうしよう」とか、定番のヤツが混ざってる。


そんな感情は意味がないのは、死ぬほどわかってる。

「人の目を気にして生きるなんてくだらないことさ」

なんて、清志郎も歌ってた。


失敗も恥も避けては通れない。


でもね。

やっぱり恥はかきたくないし、失敗なんかしたくない。

笑い者になるくらいなら、このまま何もしない方がいい。


てな感じになって、「めんどくさい」となる。


そんな「めんどくさい病」を抱えた僕だけど、最近きづいた。


僕には「面白いことは、なんとしてもやりたい病」という、もう一つの病がある。

それがこの「めんどくさい病」を何度もぶっ倒してきたのだ。


その最たるものが「ネットの生放送」だった。

やりたいけど、僕は漫画が専門で、トークスキルもないし、ビジュアルで許されるルックスでもない。


おそらく何度も失敗するだろうし、大恥かくだろう。

そんな覚悟は出来ない。

でも僕の「面白いことはやる病」は止められない。


そんなこんなで、予想通り放送は何度も失敗した。