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山田玲司のヤングサンデー 第193号 2018/7/2

「ハン・ソロ」嫌いと「サッカー嫌い」の共通点

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ワールドカップのどさくさに紛れて、毎度おなじみ「問題だらけの重要法案」が強行採決されたのなんだので、まあ相も変わらず「分断された世界」に夏が来た。


この「夏」ってに関しても、その前の「梅雨」ってのが消えかかっている。

水不足に、地震もかなりヤバい雰囲気だ。



それでも僕はサッカーを観る。

公開されたスターウォーズのスピンオフ映画「ハン・ソロ」も観た。

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こんな時期に「ルーティーン(サッカー観戦)」と「思い出コンテンツ(ハン・ソロ)」に逃避している場合かね!?


とか言ってる自分もいる。


しかし「時代の境目で起こる不条理を前にした時、最も危険なのは「怒り」と「焦燥感」で、自分が何も見えなくなることではないか!」とか言ってる自分が最後は勝つ。


「ハン・ソロ」に関してはネタバレ回避のためにまだ何も言えないのだけど、とにかく最高に楽しめた。


スターウォーズの中で好きなキャラクターは、1位が「R2D2」で、2位は「ハン・ソロ」だ。


改めてこの「好きに生きるためには何でもするぜ」というチャラ男の生き様に惚れる。

とにかく「かっこ悪い」のがソロの魅力で、監督交代のドタバタがあった中、最終的にロン・ハワード監督がいい仕事をしていた。


ロン・ハワードは「若い」っていうのは「かっこ悪い」という事がわかっている気がする。

その「かっこ悪さ」が女性を惹きつけることもわかっていると思う。


ちなみに初期の映画「スプラッシュ」の押しかけ人魚(ダリル・ハンナ)は「ダリフラの02」のイメージの原型みたいにも見える(1人身の男の前に全裸で現れる美女マナーの古典)。

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そして毎度の事だけど「ロン」は優しい。


そして、子供の頃からエンタメの世界で生きてきたロンは、映画は「整合性」より「楽しさ」を優先するべきだ、と思っているのがわかる。


マニアからの『色々理屈に合わない』的なクレームも、予想した上で「これがスターウォーズだと思うよ」と、最高の「娯楽」として作品をまとめている。






ところで。


スターウォーズの新シリーズが気に食わない人たちもいる。

そういう人の中に「あれは『ディズニー』になってしまったから嫌い」と言っている人がいる。