【7-続き】【報酬予測誤差-2】
以上のような経緯で、アイラ(ピート)偏重、度数偏重、シェリー偏重と、一旦「感動」したポイントが見つかれば、似たような方向性を飽きるまで繰り返し確認、さらに比較対象が必要になったので「香味や質感」の幅を広げざるをえなかったという、何とも本末転倒、必要に迫られて他リージョンに手を出したに過ぎませんでした。
ただ今考えると、意外とこの繰り返し作業が、悪くなかったのかもしれません。
人間の記憶に関する仕組みは、短期的・一時的な記憶が「(一時)メモリー」へ、長期的な記憶が「ハードディスク」へといったような体裁で構成されていて、短期の記憶に関しては数十秒、要素として7±2個程度しか保持できないということが様々な実験を通して分かっています。
短期記憶は何もしなければ消えてしまいます。徐々に詳細が削られて行って、最終的に消えてしまうということです。
そうならないために、繰り
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