執行官 のコメント

人材・リスクマネジメントの面で不備が余りにも多く「運営」はともかく「管理」能力に欠けてたのが、主要な原因だと思います
また鬱先生の発表が全て事実であるとする前提で話をするならばですが、契約書の文言を微修正するだけでも歩み寄りの余地があったのでは無いかと思います

例えば、新しい活動について「運営の承認」では無く「双方の合意」とする
個人での活動の権利を「運営に帰属する」では無く「個人に帰属した上で、事前通知・協議対象」とする等です

運営側の意図は十分に理解出来ます
「我々だ」の名前を使って演者が勝手に他社と契約・他者とコラボする事を自由に認めてしまうと、仮にその相手に悪意があったり反社との関わりがあった場合に問題となります
また個人の活動についても、視聴者は「我々だの◯◯」として見るのですから組織としての責任問題に発展する以上は権利の帰属を求めるのも理解出来ます
(例:完全に個人任せにすると、ゲーム実況時の他社権利に抵触する可能性を見過ごしてしまう等)

要は「勝手に個人で動いて問題を起こさない様に、運営で管理する」
「管理するに当たって運営の承認を求め、責任の所在をハッキリする為に権利を帰属させる=個人の責任も我々だと言う組織に帰属させる」と言った意図であったかと思います

しかしながら、その方向性では演者の活動の幅を狭めてしまうのも事実
故に対等な関係性での「双方の合意」を前面に押し出した契約内容であれば、もう少し歩み寄りの余地はあったのではないかと思います
そしてそれを可能にするには、信頼関係が絶対必要です

上記の様に、運営が求めた内容・意図は一般企業であれば当然の事です
しかしながら前運営からの権利譲渡時点でのゴタゴタ・新運営との契約未定結状態での一年以上における「準フリーランス」状態での、不安定な立場での活動
信頼関係はマイナスからのスタートであった以上、多少のリスクは甘受した上での自由度を認めた契約を優先・信頼関係を熟成した上てその後の契約更新時に再度文言修正と協議、と段階を踏むべきであったと思います

繰り返しますが、運営が求めた内容は一般企業であれば当然の内容です
しかし演者側としては、自分達のキャラクター性もあってここまでやって来れたと言う自負もあったでしょう
その状況で「雇用者」としてガチガチの契約に縛られてしまうと、副業・趣味の延長でやって来れたのに「息苦しく楽しめない」となる事は容易に想像が出来ます

契約に係り「運営の意図を通すに当たって演者に十分なメリットを提示出来なかった」
「メリットが少なくとも『一緒にやって行きたい』と思える信頼関係の構築が出来なかった」のが主要な原因だと思います
要は、マネジメント能力不足であったと言う事です

No.351 1ヶ月前

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