●福岡県筑紫野市地域編集長 河 蒸気の記事をご紹介します!
▼筑紫野市の『日本一たい焼き 太宰府本店』を紹介する。
のっけから私事で失礼する。
僕こと河蒸気を地域編集長に推挙してくれた東京都板橋区の田原誠司編集長とは、
かつて義兄弟の契りを結んだ仲だ。
現役時代(何の?)は鉄壁の防御を誇る頭脳派ディフェンスと、
破竹の如き野生派オフェンスで竜兄虎弟と恐れられ、
その界隈(どの界隈?)ではブイブイいわせていた。
▲板橋区のたい焼き参考画像
その兄貴分が、今年の2月に『4面焼き!「立つ」たい焼きがここに』という記事を
掲載したところ、Walkerplus全体のページビューがその1点に集中し、
事務局始まって以来の大騒ぎとなったらしい。
4面焼きと呼ばれる分厚いたい焼きの珍しさと、ダジャレ混じりの記事がウケたようだ。
敬愛する兄貴分の成しえた偉業であるからして、
僕も表立っては惜しみない拍手を送ったけれど、
実は内心「やりやがったなコンチクショウ」と臍を噛んでいた。
本当ならば僕が授かるべき栄誉だった。
なぜなら、我が筑紫野市のたい焼きも立派に「立った」からだ。
それでは満を持してご覧に入れる。これが筑紫野市のたい焼きである。
願わくば、再び奇跡が起きて、この記事にPVが集中しますように。
この雄々しい立ち姿。何かに似ていると思ったら、名古屋城の金のシャチホコにそっくり。
太宰府天満宮の屋根に飾ったら、さぞや見栄えがすることだろう。
無理やりだろ! とか言わないでほしい。確かに立ったのだ。
その秘密は後に明かすことにして、先に「日本一たい焼き」というお店について説明しよう。
創業は1954年(昭和29年)福岡市南区の野間四つ角で実演販売したのが始まりだそうだ。
それ以来、60年の長きにわたって暖簾を守り続けてきた。
屋号の「日本一」は、これを食べた二鶴堂(銘菓『博多の女』で有名な福岡を代表する菓子舗)の
創業者橋本富市会長が「このたい焼きは日本一たい!」と言ったところに由来する。
つまり、60年も前から「立つ」だけの潜在能力を秘めたたい焼きが存在していたわけだ。
ただ誰も立たせようとしなかっただけで。
「日本一たい焼き」がファンに愛され続けてきたのには理由がある。
他のたい焼きにはない特徴を持つからで、すなわちそれこそが日本一たる所以でもある。
このあんこの量と密度がキモだ。
腹の皮一枚スレスレまでジゴ(福岡県の方言で内臓の意)が詰まっている。
相撲取りの特徴的な体型を指す「あんこ型」がこれに由来しているかは定かでないけれど、
つまりは皮下脂肪が少なく重心が低いのだ。
これが、たい焼きを「立たせる」ための秘密その1。
加えて皮の薄さ。
強度があってパリパリしているくせに、噛み締めるとモチモチとした弾力もある。
自重に負けない強さと柔軟性をあわせ持つ。これが秘密その2。
あんこは北海道産の厳選された小豆にこだわり、
50年以上も研鑽に研鑽を重ねて現在の完成形になった。
サラリとはしていても形崩れを招く水っぽさはない。これが秘密その3。
そして秘密その4は釜にある。
1度に2個しかできないこの釜は通称『箸もの』と呼ばれ、
一つ一つに丹精を込めて焼き上げる職人の誇りでもある。
ちなみに「日本一たい焼き」の職人には技術の習熟度に合わせて1から6までの階級があり、
一人前と認められるまでには5年以上の修行が必要だ。
おわかりだろうか、あちらさんとは正反対のたい焼きなのだ。
選べる味は小豆あん、白あん、カスタード、八女茶あんの4種類。
お店では最高の笑顔が出迎えてくれる。思わずこちらも頬が緩む。
食べる前から頬っぺたが落ちそうだ。
▲太宰府本店の店長さん。少し照れておられるようだ。恥じらう様子が可愛らしい。
板橋区の「立つ」たい焼きとは正反対のたい焼きとして紹介を打診した際に、
『株式会社 日本一たい焼き』の橋本政典社長から
「それは立たないたい焼きってことですか?」と質問を浴びせられた。
いいえ違います。しかし、お望みとあらば立たせてご覧にいれます。
そんなわけで、取材にあたっては多少ではない手間と時間と資金が注ぎ込まれた。
焼きたての鯛焼きは合わせ目が尖っているため、とにかく立ちにくいのだ。
だから皆さんが実際に試してみたとして、よしんば立たなかったとしても
お店にクレームを入れないように。
ちなみに『日本一たい焼き 太宰府本店』では従業員も募集している。
やる気のある方はぜひ! 女性ばかりの楽しい職場です。
日本一たい焼き 福岡太宰府本店
福岡県筑紫野市原398-1
092-921-7001
営業時間 9時~18時
(売り切れのため早仕舞いの場合あり)
月曜定休(祝日の場合は翌日休)
※年末年始のお休みはお店にお尋ね下さい
サイト http://www.nipponichitaiyaki.com/index.html
鯛焼きが立って僕のメンツも立った。
▼筑紫野市の『日本一たい焼き 太宰府本店』を紹介する。
のっけから私事で失礼する。
僕こと河蒸気を地域編集長に推挙してくれた東京都板橋区の田原誠司編集長とは、
かつて義兄弟の契りを結んだ仲だ。
現役時代(何の?)は鉄壁の防御を誇る頭脳派ディフェンスと、
破竹の如き野生派オフェンスで竜兄虎弟と恐れられ、
その界隈(どの界隈?)ではブイブイいわせていた。
▲板橋区のたい焼き参考画像
その兄貴分が、今年の2月に『4面焼き!「立つ」たい焼きがここに』という記事を
掲載したところ、Walkerplus全体のページビューがその1点に集中し、
事務局始まって以来の大騒ぎとなったらしい。
4面焼きと呼ばれる分厚いたい焼きの珍しさと、ダジャレ混じりの記事がウケたようだ。
敬愛する兄貴分の成しえた偉業であるからして、
僕も表立っては惜しみない拍手を送ったけれど、
実は内心「やりやがったなコンチクショウ」と臍を噛んでいた。
本当ならば僕が授かるべき栄誉だった。
なぜなら、我が筑紫野市のたい焼きも立派に「立った」からだ。
それでは満を持してご覧に入れる。これが筑紫野市のたい焼きである。
願わくば、再び奇跡が起きて、この記事にPVが集中しますように。
この雄々しい立ち姿。何かに似ていると思ったら、名古屋城の金のシャチホコにそっくり。
太宰府天満宮の屋根に飾ったら、さぞや見栄えがすることだろう。
無理やりだろ! とか言わないでほしい。確かに立ったのだ。
その秘密は後に明かすことにして、先に「日本一たい焼き」というお店について説明しよう。
創業は1954年(昭和29年)福岡市南区の野間四つ角で実演販売したのが始まりだそうだ。
それ以来、60年の長きにわたって暖簾を守り続けてきた。
屋号の「日本一」は、これを食べた二鶴堂(銘菓『博多の女』で有名な福岡を代表する菓子舗)の
創業者橋本富市会長が「このたい焼きは日本一たい!」と言ったところに由来する。
つまり、60年も前から「立つ」だけの潜在能力を秘めたたい焼きが存在していたわけだ。
ただ誰も立たせようとしなかっただけで。
「日本一たい焼き」がファンに愛され続けてきたのには理由がある。
他のたい焼きにはない特徴を持つからで、すなわちそれこそが日本一たる所以でもある。
このあんこの量と密度がキモだ。
腹の皮一枚スレスレまでジゴ(福岡県の方言で内臓の意)が詰まっている。
相撲取りの特徴的な体型を指す「あんこ型」がこれに由来しているかは定かでないけれど、
つまりは皮下脂肪が少なく重心が低いのだ。
これが、たい焼きを「立たせる」ための秘密その1。
加えて皮の薄さ。
強度があってパリパリしているくせに、噛み締めるとモチモチとした弾力もある。
自重に負けない強さと柔軟性をあわせ持つ。これが秘密その2。
あんこは北海道産の厳選された小豆にこだわり、
50年以上も研鑽に研鑽を重ねて現在の完成形になった。
サラリとはしていても形崩れを招く水っぽさはない。これが秘密その3。
そして秘密その4は釜にある。
1度に2個しかできないこの釜は通称『箸もの』と呼ばれ、
一つ一つに丹精を込めて焼き上げる職人の誇りでもある。
ちなみに「日本一たい焼き」の職人には技術の習熟度に合わせて1から6までの階級があり、
一人前と認められるまでには5年以上の修行が必要だ。
おわかりだろうか、あちらさんとは正反対のたい焼きなのだ。
選べる味は小豆あん、白あん、カスタード、八女茶あんの4種類。
お店では最高の笑顔が出迎えてくれる。思わずこちらも頬が緩む。
食べる前から頬っぺたが落ちそうだ。
▲太宰府本店の店長さん。少し照れておられるようだ。恥じらう様子が可愛らしい。
板橋区の「立つ」たい焼きとは正反対のたい焼きとして紹介を打診した際に、
『株式会社 日本一たい焼き』の橋本政典社長から
「それは立たないたい焼きってことですか?」と質問を浴びせられた。
いいえ違います。しかし、お望みとあらば立たせてご覧にいれます。
そんなわけで、取材にあたっては多少ではない手間と時間と資金が注ぎ込まれた。
焼きたての鯛焼きは合わせ目が尖っているため、とにかく立ちにくいのだ。
だから皆さんが実際に試してみたとして、よしんば立たなかったとしても
お店にクレームを入れないように。
ちなみに『日本一たい焼き 太宰府本店』では従業員も募集している。
やる気のある方はぜひ! 女性ばかりの楽しい職場です。
日本一たい焼き 福岡太宰府本店
福岡県筑紫野市原398-1
092-921-7001
営業時間 9時~18時
(売り切れのため早仕舞いの場合あり)
月曜定休(祝日の場合は翌日休)
※年末年始のお休みはお店にお尋ね下さい
サイト http://www.nipponichitaiyaki.com/index.html
鯛焼きが立って僕のメンツも立った。
※福岡県筑紫野市地域編集長 河 蒸気の記事はこちらから読めます。
コメント
コメントを書く