●岐阜県恵那市地域編集長 えなこの記事をご紹介します!
昆虫を食べるというディープな食文化が色濃く残る、岐阜県の恵那市串原。
イギリスからやってきて串原に住み昆虫食を研究している女性、シャーロットに出会ってからというもの、
いつの間にか感覚が麻痺してきたように感じます。
いざ食べようと思ったときやっぱりネックになるのは見た目だよね…と話をしていると、
世界では密かに?昆虫食ブームだというではありませんか…!
「アメリカでコオロギパウダーっていうものがつくられて、
コオロギチップス(ポテトチップスみたいな感じ)とかコオロギクッキーとかが売っているみたいだよ!」
「面白いじゃん。それなら私も食べられるかも」
「一回チャレンジしてみようよ!」
飲みの席でのこんな会話がきっかけとなり、私たちは試すことにしました。
そう…コオロギを練り込んだコオロギクッキーを作ってみることにしたのです。
※虫が嫌いな人は見ないでくださいね!
コオロギは、9月くらいがシーズンとのこと。
今野生のものを捕まえるのは不可能なようで、
今回は買ってきたコオロギで作ることにしました。
Lサイズのコオロギ100匹を1800円で購入。意外と高いです。
さわるとブヨブヨしています。
「先に加熱したほうがいいんじゃない?」
とのことで、オーブンで30分ほど加熱してみたのちに、フライパンで炒ることに。
あまり変化はない。
ただ、香ばしい良い香りが!
粉砕します。
そ、想像以上にグロいですね。
粉々になるかと思っていたら、ペースト状に。
蓋をあけた写真はもっとグロいので自粛します…。
あとは普通のクッキーと同じ様に、小麦粉やバターを加えて練ります。
黒いつぶつぶがコオロギです…この色もコオロギの色。
せめて見た目は可愛く…!
いざオーブンへ!
見た目よし!
香りよし!
だれもコオロギ入りのクッキーなんて思わないぞ!
…問題は味です!
右:ノーマル(コオロギ入り)
左:ジンジャー味(もちろんコオロギ入り)
実食!
「美味しいよ! 普通のクッキーだよ!」
ほんとかい!?
私も、恐る恐る口へ…。
!
美味しいではありませんか!
臭みもなく、味も普通のクッキーです。
「コオロギ入り」という事を聞いていなければ分かりません。
これは大成功では!?
どうやって商品化しようかを、大まじめに検討に入りました。
国連の食料農業機関が、「近い未来の食料危機を昆虫食が救う」という発表をしていたり、
宇宙食としても研究が進む昆虫食。
昔は、タンパク質をとることが難しかった山間部で暮らす人たちの智恵でしたが、今は世界の再先端の食材です。
いつか「KUSHIHARA」ブランドの昆虫が世界へ羽ばたくことを夢見て、
彼女と昆虫食を発信していきます!(大まじめです)
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