山口県長門市地域編集長 ゆうやん
こんにちは!

長門市の地域編集長、ゆーやんです!

毎日暑いですが、体調崩されていませんか??

かくいう私も、連日の農作業でちょっと夏バテ気味です(+o+)   

さて、今回は私の好きな地域のひとつ、長門市青海島の北東部、通(かよい)地区「くじら祭り」を紹介します。

通地区は江戸時代、長州捕鯨の基地として栄えた土地柄。当時の網頭さんの住居「早川家住宅」(国指定重要文化財建造物)320年以上前に実際に使用されていた捕鯨用具140国指定重要有形民俗文化財)など、捕鯨で栄えた当時の面影を今に伝えています。

しかし、何といってもこの地区特有の文化は「鯨を人間と同様に手厚く供養していた」ということなんです!

同地区のくじら資料館からほど近くにある、青海島鯨墓(国指定史跡)は、捕獲した鯨の魂を、人間と同じ形のお墓に祀った貴重な文化財です。

また、県の有形民俗文化財に指定されている「鯨鯢過去帖(けいげいかこちょう)」は、鯨一頭一頭に戒名をつけて弔った証とされ、当時の人々が鯨とともに生きてきたことがうかがえます。

くじら祭りでは、当時の古式捕鯨を完全再現!!ナガスクジラを模した船を、勢子船に乗った赤ふんどし姿の男集が勇ましくモリで突く、当時の捕鯨の様子を目の当たりにすることができるんです!!


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どうです?
勇ましいでしょ~(*^^)♪

年に一度、この機会しかお目にかかれないとあって、当日は港を囲むように市内外から多くのカメラマンさんで賑わいます!

カメラが趣味の方も、スマホでスナップ派のあなたも、ぜひ大迫力の古式捕鯨を撮影に来てみませんか?

捕鯨実演の後は、母クジラの胎内にいた子クジラを陸に揚げ、くじら資料館前で「鯨唄」(市指定無形民俗文化財)を唄い弔います。

この鯨唄、もともとは捕鯨に従事する方々の労働歌でしたが、今ではおめでたい席でも歌い継がれています。

祭りでは、地元の「通鯨唄保存会」のみなさんが、独特な調子でクジラへの感謝と弔いの気持ちを歌に込めます。

一般的に、祝い唄は拍手をして拍子を取りますが、鯨唄はクジラへの弔い感謝を意味することから、拍手ではなく「揉み手」で行われるのも特徴です。

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この機会に、ぜひ生の鯨唄を聞かれてみてはいかがですか?

個人的には、昨今、捕鯨を取り巻く状況が国際的に厳しい目にさらされていますが、日本人は古来からクジラを大切な資源として、ありがたく命をいただいてきました。

そのことを多くの方々に知っていただき、今一度、捕鯨について考えてみたいなと思います。

では、当日会場でお待ちしていま~す(*^^)v

「2014 通くじら祭り」

日時:2014720日(日)

会場:小浦埋立地(くじら資料館手前)

日程: 9:30        開会式
    9:50~11:00 和船競漕大会
    11:10       表彰式

    12:10   古式捕鯨の実演
    12:45    鯨唄演奏

会場では地元の方々によるバザー(クジラの竜田揚げ、干物など)もあります。


くじら資料館HP
http://member.hot-cha.tv/~htc09819/index.html

長門市HP(捕鯨文化について)
http://www.city.nagato.yamaguchi.jp/kanko/people/kujira.html

捕鯨を取り巻く国際情勢(東洋経済オンライン)
http://toyokeizai.net/articles/-/35247



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