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【相談文】

　私は小学生の頃から不幸になりたい願望が強くありました。
　自傷行為をしたり、精神病を装ったり、家族関係をわざと悪化させたりして自分を何とか不幸に近づけようとしていました。
 
　そして2年前、虐待被害、精神病、病弱、そしてイケメンの彼とネットで知り合いました。
　彼が相談してくれる内容は、どれも私からしたら羨ましすぎる内容で、「この人と付き合えば私も不幸になれる！」と思い、猛烈にアプローチをして何とか交際を申し込んでもらえました。
 
　ですが、実際付き合ってみると彼は恐ろしすぎるくらいに前向きでした。
　彼は弱音を一切吐かず、自身が抱える問題をドンドン解決していき、私が不幸不幸言っても優しく抱きしめてくれて、気づけば私は自傷行為をしなくなり、家族関係も嘘みたいに回復し、不幸になりたいと思うことも少なくなりました。
　先日彼から「今まで支えてくれてありがとう」と感謝をされ、プロポーズをされましたが、少なくなったとはいえ不幸になりたいと未だに思っている私に結婚する権利はないと思い「考えさせて」と言ってしまいました。
 
　不幸になりたい願望を終わりにしたいです。彼と結婚をしたいです。
　どうすれば不幸になりたい願望をやめることが出来ますか？ よろしくお願いします。
 　
　２４歳 ／ 女性


 
【うしじまの回答】

　まずですね、“不幸になりたい願望”っていうのが、現状、良くなってきてると。
　不幸だと思うことが少なくなってきていると。

　これは、いい傾向だと思うんですね。

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※イラスト:温井裕子


■不幸はいつでも手に入る

　プロポーズをされて、「不幸になりたいと思ってる自分には権利がないのでは？」というふうに思ってるかもしれないんですけど。
　でも、結婚した後も、不幸になることは、いくらでも出来るんですよ。

　例えばですよ、結婚をした途端によその人と浮気をしたりとかして、それがすぐバレるとか。
　そして、すぐ離婚されてしまうとか。
　不幸ですよね？

　あとは他にも色々とありますよね。
　「やっぱり結婚するんじゃなかった！」って、旦那をいじめるとかね。

　不幸のなり方って、色々とあると思うんですよ。
　だから、今ね、今後の不幸のことを考えて、今の幸せを取ってみるのも、私はいいんじゃないかと思うんですよ。
　いくらでも後から不幸になれますから。

　あなたが不幸になるのは簡単なんですよ。