【相談文】
わたしも、うしじまさんのように、レッグウェアやシャツを個人的にデザインし販売をしています。
それで食べていけたらなと思うのですが、「将来こういったことがいつまで続けられるのか」と不安と疑問に駆られる日々です。
仕事を辞め、フリーランスになる作家さんを最近見かけるようになったり、個人通販に留まらず大手の通販サイトやお店でも個人の作家さんの委託を受け入れることが増えた気がします。
ハンドメイド業界もそうですが、ここ最近、活発な世界かなと思っています。
印刷所も個人の小ロット注文に対応が出来るようになりましたし、いろんな印刷を気軽にできるので、良い時代になったなと思っています。
しかし、これまでなかった新しい世界な分、どうなるか先が未知過ぎて、「商品の売れ行きが良くてもいつかは飽きられてしまうのではないか」、「そうなったらあの在庫はどうしようか」と、どこか不安です。
こういったクリエイトな第一線で活躍されているうしじまさんのご意見を聞いてみたいです。
あと、超・個人的な質問ですが、最近気になっているクリエイターさんも一緒に紹介してくださると嬉しいです。
【うしじまの回答】
「仕事を辞めフリーランスになる作家さんを最近見かけるようになってるから、自分もそうしたい」って思ってるってことですよね?
「それで食べていけたらなあ」と思っていると。
でも、そんなことは思わない方がいいです。
私も、今やってる仕事のほかに、別のことをやっています。
今のアパレル以外にね。
■ゼロからそれだけで食っていこうというのは無謀です
なぜかって、アパレルは在庫を抱えても、それが売れるとは限らないし
100個作っちゃたのに、10個しか売れないとか、全然あるんですよ。
ビックリするぐらい売れないときとかもあるんで。
だから、そこでね、そこにだけお金をかけてると、ヤバいですよ。
だから、そういうのは、いくつかヒット商品・キラー商品みたいなのが出来たときに初めて考えることであって
今、あなたがすべきことは、グッズ販売を続けられるくらいの余力を残せる仕事を探すとか
仕事を続けるっていうことが、私は重要なことなんじゃないかなと思います。
とにかく、こういう副業的なことっていうのは、続けていくのに体力が必要だったり
時間が必要だったりするんです。
だから、本業が激務になってしまったりすると、出来なくなってしまうんです。
「いつまで続けられるのか?」っていうのは、「あなたのお金と時間次第」としか、言いようがないんですよ。
だから、「あなたがお金と時間をどうやって確保できる人間になれるか?」っていうところが、実は一番のキモであって。
グッズが作り続けられるか? っていうのは、それはあなたの想像力とか発想力とか、作りたいモノがあるかによって決定されることであって。
みんなが阻害されてるのは、「金がねえ」とか、「時間がねえ」とか、物理的な問題なんです。
なので、あなたは、どうするべきか?
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