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今回の相談メールは、18歳の少年から届いた「音楽好きが高じて自分でもギターを始めたくなった」というアツい内容。相談の主題は「最初に買うギターはどんな風に選べばいいのか!?」というものですが…まだまだ西川チャンのギター遍歴に迫ります!


転機は突然のギター・ボーカル!

――前回は「当時ツルんでいた仲間がバンドを始めて、いつしかボーカルとして誘われた」というところで終わっていました。

西川 そう。みんな、あんまりボーカルをやりたがらなかったんだよね。やっぱりギターをカッコ良く弾いて目立ちたいみたいなヤツが多くて。

――西川さんはボーカルをやりたい気持ちはあったんでしょうか?

西川 う~ん、誘われた時は特別にそういうわけでもなかったかな…。ただ「嫌だな~」とも思わなかったし、歌ももちろん嫌いではなかった。だけど最初はやっぱり「仲間に誘われたからやってみるか~」って感じだった。遊びの延長。そういうところからスタートですよ。

――そうした状態からどんな風にギターをはじめたんでしょうか?

西川 中学の時から触ってはいたかな。何人かで一緒に遊ぶ時に、ギター持ってるヤツ、持ってないヤツがいるわけ。俺も持ってない方だったんだけど、たまに誰かが「弾いてみる?」みたいな感じで貸してくれて。

――まだ、しっかり練習するとかではないんですね。

西川 全っ然。なんだったら構えて終わりみたいな(笑)それが…高校に入ったころに、ライブか何かで俺がギター弾きながら歌わないといけない場面が訪れたんですよ。その時に「練習しないと!」ってなって友達に借りたの。(前回言っていた)ベースに転向したヤツが持ってたギターね。それが最初のギター。…ちなみにそのギター、まだ持ってますよ。

――え!実家とかにですか?!

西川 いや、東京にある。だって最初のバンドでも使ってたし、その後、メジャーデビューで上京する時に持ってきたし。学生さんでバイトしたら買えるくらいの…6~7万円くらいのギターだったと思うけど、悪くなかったんだよね。

だからバンドでデビューしたあともライブとか作曲とか撮影で使ってたの。KRAMER (クレイマー)ってところのヤツ。今はそこまでメジャーなメーカーじゃないけど、へヴィーメタル・ハードロック全盛の頃はKRAMER使ってる人、多かったんだよ。

ヘッドの形がバナナみたいな…その名もバナナヘッドってタイプで、エドワード・ヴァン・ヘイレンが使ったことで有名になったタイプ。あと…そっち系のギターで人気だったのはシャーベル・ジャクソンとか…懐かしいな(笑)