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「働き慣れた職場から部署を異動することになり、新しい環境でゼロから関係性を築いていくことに不安を感じている。」という相談の完結編です。ミュージシャンとしての自覚を強く持ちながら、ミュージカルや芝居を続ける西川チャンが、専門外の仕事へ足を踏み入れていく時の心境、そして取り組み方について語り尽くします!


周りから勧められたことはやってみる価値がある!


――前回は、「ミュージカルなど自分が座長を務める現場では、いかに場の空気を良くできるかが一番の仕事だと考えている」というところで終わっていました。

西川 そう。それがやっぱり大事なんですよね。ミュージカルは共演者同士で楽しみながら協力してやっていかないとまとまらないからね。特に今まで出演させていただいた作品に関しては、“コメディ”という部分にある種こだわってやっているので。

現場で楽しんでやっていないのに、お客さんに面白さが伝わるわけがないと思うんですよ。やっぱりそこかな~ちょっと相談から話がそれちゃったけど…


――今回、相談してくれたロイくんにとっても、職場の部署異動はある意味でチャンスでもありますよね。待遇は昇格とのことですので、それまでの仕事っぷりが評価されたわけですから。

西川 そうなんだよね。新しい仕事への意欲はあるわけだし。だから今回の会社からの辞令でもそうだし、親とか仲間からでもいいんだけど、誰かから「こういうのやってみたら?」とか「向いてるんじゃない?」って言われたもの、勧められたものって、とにかくやってみる価値があると思うんだよね。

僕自身、過去を振り返るとなかなか前向きに考えられなかったり、気持ちが固まるまで時間がかかることも多かったですけど、やっぱり周りが気持ちを持って勧めてくれたもので、「やった結果あんまり良くなかったな~」とか「やらなければ良かった」となることって、ほぼ無いですから。