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「西川学園高等学校~略してN高」。前回(1/31配信)のテーマは、「マジックミラー号」でした。今回も、男子なら誰でも観たことがあるアダルトビデオ業界の大ヒット作「マジックミラー号」についておさらいしていきます。

 
とんてもない企画のオンパレード!

今回講師にお招きしたのは、マジックミラー号シリーズ初代監督の‟マメゾウ監督”こと久保直樹先生(55歳)!久保先生はフリーに転身後、テリー伊藤さんとの出会いを経て、フリーディレクターとしてソフト・オン・デマンドに参加。そこでソフト・オン・デマンド創業者である高橋がなりさんと出会い、マジックミラーシリーズの基礎となる様々な企画モノを手掛けました。

1996年に「マジックミラー号シリーズ」が誕生するわけですが、実はそれ以前に、ある作品で大コケしました。その作品とは、「地上20メートル空中ファック」!内容は、四畳半ほどのアクリルボードをクレーンで吊るし、男優さんと女優さんはバンジージャンプのように両足に綱を巻き空中で絡むというもの!なぜか両者が空中から落下すると爆発する演出でした。ロケは東北のサファリパークで行われヘリで空撮!制作費はナント破格の9,000万円!しかし、まったく売れず会社は大赤字に!そもそも企画会議の段階で「売れる!」と思っていたんでしょうか?

久保「いや、まったく思っていませんでした。高橋がなりさんだけイケると踏んでました(笑)」

この失敗を取り返すために、低予算で起死回生の作品を作る企画会議が行われ、その席で高橋がなりさんが提案したのが「マジックミラーBOX」!

マジックミラー号の原型ともいえるこちらの作品は、マジックミラーBOXに全裸の芸人さんを入れて、それを町中に置き、声を掛けたOLさんにBOXを覗かせて、そのリアクションを集めたもの。当時露出モノの作品が流行しましたが、男性器の露出は何かと危険なので、マジックミラーBOXに全裸の男性を入れて撮影が行われました。