西川チャンの誕生日である9月19日、新たなヴォーカル・プロジェクト"西川貴教"名義による初の楽曲「BIRI×BIRI」が配信リリースされました。映画『スクランブル』(9/22(金)全国公開)のイメージソングとして、ゲストヴォーカリストに末吉秀太(AAA)を迎えて制作された作品。ここにきて西川貴教名義でリリースする真意は?新曲についていろいろ聞いてきました。
西川貴教名義でリリースする意味
西川チャンの新曲「BIRI×BIRI」(Takanori Niahikawa feat. Shuta Sueyoshi)が、9月19日に配信リリースされました。今回は"西川貴教"名義でのリリースですが、T.M.Revolutionでデビューし、20周年イヤーを迎え、ここにきて本名名義でリリースする意味は?
西川 なんか文句あるのかよ(笑)
――いやもちろん文句など一切ありません(笑)今回の作品は、今後の音楽活動の方向性を示す楽曲と捉えていいですか?それとも、特に深い意味はない感じで?(笑)
西川 いや意味はあるよ(笑)オレのことなんだと思ってんだよ!(笑)
――失礼しました(笑)では、本名名義で出すことになった経緯からお聞きかせください。
西川 そうですね……ここ5、6年、自分の曲以外の作品を「堂本兄弟」で歌わせてもらったり、それ以外の番組でも、自分の曲に加えて、他のアーティストの方と一緒に歌わせてもらったり、CMでゴールデンボンバーの「女々しくて」を歌わせてもらったりして。そうすると、今までオーケストレーションの中でしか聴いてなかった人とかから、ありがたいことに「あ、西川は、こういう風に歌う人なんだ。もっといろんなオケで歌ったものを聴いてみたい」って声をいただいたりしてて。
――なかでも「女々しくて」の反響は大きかったですよね。
西川 とはいえ、T.M.R.がちょうど20周年もあって、それがキッチリ終わるまでは、そういったことはまったくやろうとは思わなかったんだけど、20周年をやり終えて、せっかくのお話だし、いちミュージシャンというか歌い手として、私生活では母の病気とかもあったし、一度きりの人生、なるべく悔いが残らないようにやることって大事なんじゃないかなという気持ちもあって。それなら、きちんと20周年を終えてから考えていければいいなと思っていて。そうしたら、曲を出すお話とか来たりして、それじゃあ一丁やってみようかなと。
――新しいアウトプットという意味でも?
西川 なんていうのかな……"西川貴教"というハードは同じなわけじゃない?楽器が変わったとかじゃなくて、ハードが変わるというよりか、OSを少し変えるイメージというか……。空手でもいろんな流派があるでしょ?空手や柔道とかのカテゴリーの中で、いろんな攻め方もあるわけじゃない?もちろんひとつのことを極めるのも大事なんだけど、どうせなら攻め方だけでも増やしていこうと。立ち技なら立ち技で、攻め方のバリエーションを持つってことも、今後長いスパンで戦っていくことを考えると、アリかもしれないという発想ですね。
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