Pedion のコメント

今日、社長のブログを読みました。改めて、居酒屋空間は「政治について」高度な話をしていると実感しました。 
私は「議員」や「首長」には、三つのタイプがあると思います。
「政治家」「政治屋」「選挙屋」。政治家はまれで、国会には政治屋が多く、あとはすべて、選挙屋であると思います。
 元宮崎県知事の「そのまんま東」氏は、マスコミ型の選挙屋で、政治家にはほど遠く、政治屋になるとしても、今後、長い経験が必要でしょう。
 そして、ある政治家について、頭にうかんだのは、そのことでした。
 わたしは、最近の小沢一郎に「改めて」失望というか残念に思ってしまったのです。
かつて「小沢一郎の深謀なる野望(光人社)」を著し、おおいに期待を寄せたものでしたが、小沢は、選挙屋・政治屋から政治家に、ついに、羽ばたくことができなかった。。
 旧田中系という政治屋集団で、メキメキと頭角をあらわしたのは、政治屋としての手腕がすぐれていたからだと思います。
その能力がいかんなく発揮されたのが、海部、宮沢、細川、羽田という四つの内閣をつくり、思いのままに操ったキングメーカーぶりにおいてでした。
 自自連立の小渕政権でも、小沢は、政治屋としての実力を発揮して、周辺事態法(日米ガイドライン)、憲法調査会設置、国旗・国歌法、通信傍受法、住民票コード付加法(国民総背番号制)などの重要法案を次々に成立させました。
 それが、小沢の辣腕だが、いずれも、政治屋としてのものでした。
 小沢が自民党をとびだしたのは、政局や政治権力を操作する政治屋から、国家をまもる政治家へ、脱皮できなかったからだと私は思います。
 そして、小沢が、金丸信という親分を立てたのは、政治権力をふりまわすのに必要だったからで、金丸の政治信条に、相つうずるものがあったからではない。
 もともと、金丸には、政治家の思想や器量がそなわっていない(大物政治家に対して失礼かもしれないが)自民党が、その金丸を切り捨てたと怒って、それまで、バックグラウンドとしてきた自民党をとびだし、打倒自民党に執念をもやすところに、政治屋・小沢の限界があったと思います。
 小沢のわかりにくいところも、政治権力という座標でみると、分かると思いますが。。。
 結局、『権力争いにしか関心が無い』と思いました。
 自民党をとびだして、心血を注いだのが、政局がらみの新党づくりと連立工作で、いま小沢は、同じ路線を歩み、打倒、安倍政権を叫んでいますが。。。
 だが、何も、期待できない。小沢は、政治屋にすぎず、政治家ではないからです。
 小沢の国連重視、地球国家ということばから、日本という国をまもるという、政治家の気概をかんじることはできません。
 政治屋が、権力に密着するのにたいして、政治家は、国家に寄り添う。国家を憂う心で行動するのが、政局や政権奪取に血眼になる政治屋と、ちがうところだと私は思います。
長文になりましたが、「国家の事」を憂う政治家が1人でも多く誕生することを願いコメントしました。これからも有意義な放送を作ってください。応援しています。

No.2 120ヶ月前

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「居酒屋空間」運送屋チャンネル

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