【参院選 危険な「公選法」の恐怖】

参院選も余すところ事実上後１日になった。今回からネット選挙が解禁され、
各候補、各陣営はそれぞれの方法でそれぞれの選挙戦に臨んでいる。

長くネット選挙を訴えてきた立場からすれば、喜ばしい限りのはずなのだが、
ことはそう簡単ではない。

へたに議員秘書の経験があると、今回の選挙戦は「恐怖」にしか映らないから
皮肉なものである。

現場を訪れ、肝を冷やすような光景に直面したことは一度や二度ではない。思
わず公選法を読み直してしまうほど、「危険な行為」を続けている候補者や陣
営はザラにある。

公選法改正直後の国政選挙はとくに危険である。これはある程度の権限を持っ
た形で選挙戦を戦った経験のある者であれば常識でもある。公選法の常識は世
間の常識と違うのだ。