4月26日、ニューヨークタイムズはケン・ベルソン記者の署名原稿を掲載し、猪瀬直樹都知事が五輪招致におけるルールを破った可能性のあることを指摘した。
元招致委員のひとりは同じNYタイムズのインタビューに答えて、東京が負ったリスクが小さくないことを表明している。
問題はそれだけではないかもしれない。ライバル都市のイスタンブールに対して、差別的ともとれる発言があったことが招致委員に不快感を与え、招致活動に水を差すことが最大の懸念材料だ。
きのう(4月29日)猪瀬知事はツイッターでこうつぶやいている。
〈NYタイムズ記事の件。「他の立候補都市を批判する意図はまったく無く、このようなインタビューの文脈と異なる記事が出たことは非常に残念だ」コメント全文はFacebookをご覧ください〉
ここまで大きくなった問題をSNSで対応しようとしてもあまり意味はない。政治的に言えば、この時こそ、前都知事時代にフル回転していたメディアスピンを存分に使うべきなのだ。
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