東京電力福島第一原発からの放射能汚染水のリークが続いている。

すでに120トンという汚染水が海洋に流れたことが推定されている。

海は人類全体の財産だ。その財産を汚したとなれば世界中が黙っていないだろう。

3・11の「被害者」である日本は、放射能による海洋汚染によって場合によっては「加害者」になってしまう危険性を孕んでいる。国家としての日本、そして未来の日本人(つまり現在のこどもたち)のためにも、絶対にそれだけは避けなければならない――。

グリーンピースや自由報道協会のフリージャーナリストたちがこう叫んでいたのはもう2年も前のことである。その際、仮に海洋リークがあっても海水で希釈されてしまうため影響はないと強弁していたのは誰だったか?