音楽プロデューサー 津田直士の 「人生は映画 主人公はあなた」

津田直士 資料室 2

2013/09/16 15:00 投稿

コメント:4

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 今回は、ART OF LIFEのレコーディングで僕が使っていた、自作の譜面です。
 30分の大作で曲の構成も複雑だったので、本来の細かい譜面とは別に、曲全体を見渡す
ことができる譜面が必要と考え、直感的に見やすく作ったものです。

 エンジニアとやり取りをしたり、メンバーとアレンジやレコーディングの確認をしたり、
僕自身がレコーディングの進行状況を把握したり、YOSHIKIのあらゆる要望を確実に記録
して各方面へ伝えたりするために、その全てのチャートとなる、この譜面はとても重要で
した。
 だから、この譜面のコピーを、カラー・モノクロ取り混ぜて5〜6冊使いながら、進行
していました。
 また、この譜面以外にもYOSHIKI直筆のオリジナル譜面と、さらに他3種類くらいの
譜面を、用途別に用意して使っていました。

 ちなみに、YOSHIKI直筆のオリジナル譜面は、前回の文章にもあった1990年の夏、
YOSHIKIと2人でスタジオにこもって基本形を創り上げた時から使い始めた、僕の宝物
です。
 残念ながら、本人の直筆なので、中身をお見せすることは出来ませんが、その面影だけ
は最後の方で、ちょっとご紹介しますね。

 

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コメント



津田さんの言葉にはいつもシビれます。同意したり、改めて気付かされたり。毎回、貴重なお話を嬉しく拝読しております。
音楽の専門的な事はよくわかりません。X中毒の洗礼を受け、Yoshikiの音楽を聴いて来た、己の全てで体感してきた、という自負はあるんですが。
Miracleで現代に還るけど、前回の話もあって、ここ最近またAOLを聴いてます。最後はToshi君の声に刺され、立てなくなる程のを覚悟で。

意識の深淵に立つ。自己回帰。押し寄せるYOSHIKIの感情の襞。傷に流れ出る血に存在を認識するも、探してる。
何度聴いても、全てを理解できる日は来るのだろうか、と思ってしまう。そして自分はまだまだだね…と。模索しながらも進もうとしています。
そしてYoshikiさんの半生を描いたこの曲は、まだ続いてますし、何度聴いても、自分の中でも未解決なんですよね…。

No.2 128ヶ月前

YOSHIKI直筆の譜面ノート!!画像からも物凄いオーラを感じます。
本当に国宝級の宝物ですね。
YOSHIKIにとっても、この譜面は大切な宝物ですよね?
津田さんとYOSHIKIがこの先もずっとこの宝物を共有してくと思うと胸が熱くなります。きっと2人にしかわからないその時のスタジオの張り詰めた空気、緊張感、いろんな感情や情景が譜面ノートを開けば、すぐに蘇ると思います。
私もART OF LIFEを聴くとその時の自分の置かれていた情景が浮かんできます。それぞれの思い出の入口が、Xって素敵ですよね。

No.4 128ヶ月前

とても大切なノートを見せていただきありがとうございます。
ここに、怒涛の日々と、たくさんの想いと、音が記されているとおもうと、言葉では言いあらわせないくらいの、感情が襲ってきます。
ART OF LIFEは、何度聴いても、ちゃんと理解出来てるのかわからない。
何度聴いても新しい表情、感情が出てくるのです。

このノートの画像ですら、すごい気迫を発していて、胸が熱くなりました。
すみません、うまく言葉にならなくてf^_^;)

津田さん、ありがとうございます!

No.5 128ヶ月前
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